路線便ドライバーというと、「きつい」「眠い」「荷物が重い」といったイメージを持っている人も多いと思います。
長距離ドライバーの給料には魅力を感じるけど、路線便へ転職して本当に続けられるのか不安という人もいるでしょう。
僕自身、20年近く大型トラックで長距離を走っていて、現在やっている仕事も路線便です。
実際にやっている立場から言うと、路線便は決して楽な仕事ではありません。夜間走行、バラ積み、時間指定、荷待ちなどが重なると、かなりきついです。
ただし、同じ路線便でも会社やコースによって仕事内容は大きく違います。
バラ積みを何時間もする仕事もあれば、カゴやパレットを積んでほとんど運転だけという仕事もあります。
つまり、「路線便だから全部きつい」のではなく、どんな荷物を積むのか、何箇所で降ろすのか、何時間拘束されるのかで大きく変わります。
この記事では、現役の路線ドライバーである僕が、路線便がきついと言われる理由、佐川急便や西濃運輸の路線便、バラ積みとカゴ輸送の違い、向いている人、きつくない会社を探すポイントまで詳しくお話しします。
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路線便は本当にきつい?
結論から言うと、路線便は総合的に見ればきつい仕事だと思います。
ただ、僕が一番伝えたいのは、会社や担当するコースによってきつさが全然違うということです。
同じ大型トラックで同じように夜間走行していても、バラ積み満載で何箇所も荷降ろしするコースと、カゴ台車を積んで1箇所へ走るコースでは身体の疲れ方がまったく違います。
僕自身も路線便を走っている
僕が現在している仕事も路線便です。
長年やっているので流れは分かっていますが、それでも荷物が多い日や待機が長い日は普通にきついです。
特にバラ積みが続いた時は、運転より荷役の方が疲れることもあります。
きつい路線便と比較的楽な路線便がある
路線便とひとまとめにされますが、仕事内容にはかなり差があります。
例えばこんな違いです。
| 路線便の内容 | きつさの違い |
|---|---|
| バラ積み・バラ降ろし | 体力的な負担が大きい |
| 複数箇所で荷降ろし | 荷役回数が増える |
| カゴ輸送 | 手作業を減らしやすい |
| パレット輸送 | フォークリフト中心なら負担を抑えやすい |
| 固定コース | 慣れると流れを作りやすい |
| 待機が長いコース | 拘束時間が長くなりやすい |
路線便への転職を考えているなら、「路線便です」という説明だけで判断しない方がいいです。
具体的な荷役方法と運行内容まで聞くことが大切です。
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路線便とはどんな仕事?
路線便とは、大まかに言えば営業所や物流センターなどの拠点間で荷物を運ぶ仕事です。
宅配のように個人宅を1軒ずつ回る仕事とは違い、大型トラックでまとまった荷物を営業所から営業所へ運ぶ仕事が中心になります。
営業所やセンター間を結ぶ定期便
路線便では、複数の地域から集まった荷物を大型トラックへ積み、次の営業所やセンターへ運びます。
決まった区間を往復する固定コースも多く、一度仕事を覚えれば同じ流れで走りやすいのが特徴です。
夜間走行が中心になることが多い
路線便は、日中に集荷された荷物を夜間に幹線輸送し、翌朝までに次の拠点へ運ぶような仕事があります。
そのため夜勤になるケースが多く、ここが一般的な地場配送とは大きく違うところです。
複数の営業所で荷物を降ろすこともある
1箇所へ直行する仕事だけではありません。
コースによっては途中の営業所で一部を降ろし、また走って次の営業所で降ろすという仕事もあります。
荷降ろし場所が増えれば、その分だけ作業も増えます。
一般貸切便やフリー便とは働き方が違う
貸切便やフリー便では、その日の荷物によって行き先が変わることがあります。
一方、路線便は固定されたコースを繰り返す仕事が比較的多いです。
知らない場所へ毎日行くのが嫌な人には路線便が合う場合がありますし、毎日同じ道では飽きるという人にはフリー便の方が合うかもしれません。
路線便がきついと言われる6つの理由
僕が実際に路線便をやっていて感じる「きつさ」を整理すると、主に次の6つです。
| きつい理由 | 主な負担 |
|---|---|
| 夜勤 | 眠気・昼夜逆転 |
| バラ積み | 腰・腕・体力 |
| 時間指定 | 到着時間へのプレッシャー |
| 荷待ち | 拘束時間が長くなる |
| 長距離運転 | 集中力と疲労 |
| 複数降ろし | 荷役作業が増える |
夜勤・深夜運転で生活リズムが崩れやすい
路線便で一番最初に苦労する人が多いのが夜勤だと思います。
昼間寝て夜に働く生活になるので、身体が慣れていないうちはかなり眠いです。
特に深夜から明け方は眠気が強くなることがあります。
夜型の生活が平気な人には合いやすいですが、夜勤で体調を崩しやすい人にはきつい仕事になるでしょう。
バラ積み・手積み手降ろしが体力的にきつい
路線便のきつさを大きく左右するのが荷役方法です。
バラ積みでは、箱物などを一つずつ手で荷台へ積んでいきます。
トラック一車分を積むとなれば、何時間もかかることがあります。
運転だけを想像して入社すると、「こんなに荷物を触るの?」と思うかもしれません。
到着時間に追われるプレッシャーがある
路線便は次の営業所へ荷物をつなぐ仕事なので、到着時間を意識することになります。
自分が遅れることで、その先の仕分けや配送に影響する場合もあります。
だからといって焦って無理な運転をするのは絶対にダメです。
時間が気になる仕事だからこそ、余裕を持った運行と安全運転が重要です。
荷待ち時間が長くなることがある
自分が予定通り到着しても、荷物が揃っていなければ待つことがあります。
「早く来たのに結局待つんかい」と思うこともあります(笑)
しかも待機した後には積み込みや運転が残っています。
路線便は、走っている時間だけ見ればそれほど長くなくても、待機を含めると拘束時間が長く感じることがあります。
長時間運転で集中力を使う
大型トラックを何時間も運転するので、当然ですが集中力も必要です。
夜中に高速道路をずっと走っていると、身体を動かしていなくても疲れます。
特に雨、雪、強風、渋滞などが重なれば、精神的にもかなり疲れます。
複数箇所で荷降ろしするコースもある
1箇所で全量降ろして終わりならまだ分かりやすいですが、路線便では何箇所かで荷物を降ろす場合があります。
そのたびに荷台を開け、荷物を探して降ろし、また次へ走ることになります。
荷降ろし件数が多いコースほど体力的にも時間的にも負担は増えます。
路線便で一番きついのはバラ積み?
個人的には、路線便のきつさを大きく左右するのはバラ積みだと思っています。
運転時間が長いのも疲れますが、バラ積み満載の日は身体へのダメージが全然違います。
一車分を手積みすると数時間かかることもある
箱を一つずつ積んでいくので、荷物の量が多ければ当然時間もかかります。
1時間、2時間、場合によってはそれ以上積み続けることもあります。
積み終わった時点で、「もう仕事終わりでええやろ」と思うくらい疲れる日もあります(笑)
積んだ後に手降ろしまであるとさらにきつい
きついのは積み込みだけではありません。
自分で積んだ荷物を、到着先でまた一つずつ手で降ろす仕事もあります。
つまり往路だけでかなりの荷物を触ることになります。
腰や肩への負担を考えると、年齢が上がってからバラ積みを続けるのがきついと感じる人がいるのも当然だと思います。
カゴ・パレット輸送なら負担はかなり変わる
同じ路線便でも、カゴ台車やパレットを使う仕事なら話が変わります。
フォークリフトやカゴ台車で荷役できれば、手で何百個も積む仕事より身体への負担を減らしやすいです。
僕もバラ積みとパレット輸送の両方を経験していますが、この差はかなり大きいです。
バラ積みとパレット輸送の違いは、こちらの記事でも詳しく紹介しています。

路線便は夜勤がきつい?
夜勤が合わない人にとっては、路線便はかなりきついと思います。
逆に夜型の生活が苦にならない人なら、荷役より夜勤の方が楽だと感じることもあります。
昼夜逆転の生活になる
仕事が夜から朝にかけてなら、寝るのは昼間になります。
明るい時間に寝るのが苦手な人は、最初はなかなか睡眠時間を確保できないかもしれません。
遮光カーテンを使ったり、寝る時間を固定したり、自分なりの睡眠管理が必要になります。
深夜から明け方は眠気との戦いになる
夜中ずっと走っていると、どうしても眠くなる時間があります。
眠気を我慢して走り続けるのは危険です。
眠い時は適切に休憩を取ることが大切で、「もう少しいける」と無理をしないことが重要です。
家族と生活時間が合わなくなることもある
自分が仕事へ出る頃に家族が帰宅し、自分が帰る頃には家族が出掛けているという生活になることもあります。
独身なら気にならなくても、家族がいる人は生活時間の違いを負担に感じる場合があります。
夜勤が平気な人には合う場合もある
一方で、夜の方が道路が走りやすいと感じる人もいます。
昼間の渋滞が苦手な人や、夜型の生活が苦にならない人なら、路線便の夜勤が意外と合うこともあります。
結局ここも向き不向きですね。
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路線便は時間に追われるのがきつい
路線便は固定コースが多いので、一見すると時間を組みやすい仕事に見えます。
ただ、決められた到着時間があるからこそのプレッシャーもあります。
営業所間を決められた時間で走る
営業所から営業所へ荷物をつなぐので、「何時までに到着」という時間を意識する仕事があります。
毎日走っていれば通常の所要時間は分かりますが、道路は毎日同じ状態ではありません。
荷待ちや渋滞があると予定がズレる
積み込みが遅れた、事故渋滞が発生した、雪で速度が出ない。
こうしたことはドライバーだけではどうにもできません。
予定が遅れていても、その状態で焦ると事故につながります。
焦っても安全運転が最優先
路線便は時間を意識する仕事ですが、時間より安全の方が大切です。
遅れそうな時は会社へ連絡し、指示を受けながら安全に走るのが基本です。
無理をして数分縮めるために事故をしたら何の意味もありません。
路線便は荷待ち時間もきつい
路線便は「運転と荷物を積む仕事」だと思われますが、実際には待つ時間もあります。
僕らドライバーにとって、この待ち時間が意外とストレスになります。
荷物が揃うまで待つことがある
積み込み場所へ到着しても、すぐ荷物が出てくるとは限りません。
仕分けが終わっていなかったり、他の便を待っていたりして、積み込み開始まで時間がかかることがあります。
待機が長くてもその後の仕事は残る
待っている間は身体を休められる場合もありますが、その後に積み込み、運転、荷降ろしがあります。
「2時間待ったから2時間仕事が減る」というわけではないんですよね。
ここがきついところです。
自分だけでは予定をコントロールできない
路線便は多くの人や荷物がつながって動いています。
自分だけ早く動いてもどうにもならない場面があります。
この「自分ではどうにもできない時間」が苦手な人には、荷待ちはかなりストレスになると思います。
路線便は慣れるまでが特にきつい
路線便は慣れるまでは大変ですが、逆に一度覚えるとルーティン化しやすい仕事でもあります。
僕はここが路線便のメリットでもあると思っています。
荷物の積み方を覚える
どの荷物を先に積むのか、どの営業所で降ろすのかを考えて積む必要があります。
順番を間違えると、降ろしたい荷物が奥に入っていて大変なことになります。
最初は難しくても、何度かやれば積み方のコツが分かってきます。
営業所ごとのルールを覚える
同じ運送会社でも営業所によって入場方法や荷降ろし場所などが違うことがあります。
新人の頃は覚えることが多くて大変です。
コースや休憩場所を覚える
いつも同じ道を走るようになると、どこで休憩するか、どの時間帯が混むかも分かってきます。
この辺まで分かるようになると仕事はかなり組み立てやすくなります。
慣れるとルーティン化しやすい
路線便を好むドライバーがいる理由はここです。
毎日まったく違う場所へ行くフリー便より、同じコースを同じ流れで走る方が気持ち的に楽という人もいます。
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僕が知っている本当にきつかった路線便の実例
ここからは僕の知り合いが実際に経験した路線便の話です。
これはすべての路線便がこうだという意味ではありません。
かなり過酷だった一例として読んでください。
九州から東京まで7箇所ほど荷降ろし
僕の知り合いは、九州から東京方面まで走りながら、途中で7箇所ほど荷物を降ろしていました。
ただ東京まで走るだけでも距離がありますが、途中で何度も荷役が入ります。
それだけでもかなりハードです。
バラ積みで休む時間も少なかった
荷物はバラ積みで、当時本人から聞いた話では睡眠時間もかなり少なかったそうです。
風呂に入る時間もなかなか取れず、家へ帰れない期間が長くなることもあったと言っていました。
僕が聞いていても「それはきついな」と思う仕事内容でした。
月給60万円ほどでも体力の限界で退職
給料は月60万円ほどあったそうですが、最終的には身体がもたず辞めました。
給料だけを見れば魅力的でも、身体を壊してしまったら続けられません。
だから僕は、転職で会社を決める時は給料だけではなく、拘束時間や荷役内容まで絶対に確認した方がいいと思っています。
2024年以降の路線便は昔と何が変わった?
昔のトラック業界には、今では考えにくいような働き方もありました。
ただし、昔の経験談をそのまま現在の路線便全体に当てはめることはできません。
2024年4月からトラック運転者に適用される改善基準告示が改正され、拘束時間や休息期間などについて新しい基準が適用されています。厚生労働省によると、勤務終了後の休息期間は継続11時間以上を与えるよう努めることを基本とし、原則として9時間を下回らないことなどが示されています。
昔の過酷な働き方を現在の一般論にはできない
先ほど紹介した僕の知人の話は、あくまで当時の一例です。
「路線便に入ったら1か月帰れない」「ほとんど寝られない」という働き方が、今の路線便すべてに当てはまるわけではありません。
休息時間や拘束時間のルールがある
現在の改善基準告示では、トラック運転者について年間・月間の拘束時間や休息期間、連続運転時間などの基準が定められています。連続運転時間についても原則4時間を超えないことなどが示されています。
だからこそ求人を見る時は、「昔はこうだった」という話だけではなく、現在その会社が実際にどのような運行をしているのかを確認することが大切です。
求人では実際の拘束時間を確認する
求人票に「長距離ドライバー」「路線便」とだけ書いてあっても、実際の働き方までは分かりません。
面接では、
- 何時に出勤して何時ごろ終わるのか
- 次の勤務までどれくらい空くのか
- 何泊の運行なのか
- 月に何回走るのか
- 待機時間はどれくらいあるのか
まで聞いた方がいいです。
佐川急便の路線ドライバーはきつい?
この記事には「佐川急便の路線ドライバーはきついのか」という検索で来る人もいます。
実際、佐川急便の荷物を運ぶ路線便は多くのドライバーが気になる仕事だと思います。
ただし、「佐川の路線便なら全部同じ仕事内容」というわけではありません。
佐川急便の路線便で大変になりやすいポイント
きつさを左右するのは、バラ積みの量、荷降ろし件数、運行距離、待機、時間管理などです。
同じ佐川急便の荷物を扱う仕事でも、担当するコースによって負担は変わります。
バラ積みかどうかで負担が変わる
僕が路線便で一番確認してほしいのはここです。
バラ積み満載なのか、パレットやカゴが中心なのかで体力的な負担はかなり変わります。
「佐川の路線だからきつい」というより、実際には荷役内容を見た方が分かりやすいと思います。
時間管理やコースによってきつさが変わる
短い固定区間を往復する仕事と、長距離を走りながら複数の営業所で降ろす仕事では全然違います。
求人や面接では会社名だけで判断せず、自分が担当する具体的なコースを確認してください。
所属会社によって働き方も違う
大手運送会社の路線便では、本体の社員だけではなく、協力会社や傭車のドライバーが走っていることもあります。
給料、休日、手当、運行内容などは所属する会社によって違います。
佐川急便の路線便についてはこちらの記事でも詳しく紹介しています。

佐川急便の路線ドライバーの「ぼやき」で多い内容
ドライバー同士で話していると、仕事のぼやきは普通に出ます(笑)
佐川急便の路線便に限りませんが、路線ドライバーがぼやきたくなるポイントは似ています。
バラ積みがしんどい
やっぱり一番分かりやすいのは荷物です。
「今日バラ多すぎやろ」「この量全部積むん?」こういうぼやきは路線ドライバーなら分かる人も多いと思います。
待機や時間指定がきつい
荷物を待って出発が遅れたのに、到着時間は気になる。
これはドライバーとしてはストレスです。
自分のせいではない遅れほど疲れます。
楽なコースときついコースの差がある
同じ会社でも、担当コースによって仕事内容は違います。
隣のドライバーがカゴ中心で、自分がバラ満載なら「そっちええなぁ」と思うこともあります(笑)
日によって荷物量が違う
いつも同じ路線でも荷物の量は毎日同じとは限りません。
荷物が少ない日はかなり楽なのに、多い日は荷台いっぱいということもあります。
そこも路線便のきつさが一定ではない理由です。
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西濃運輸の路線便はきつい?
西濃運輸の路線便についても、「きついのでは?」と気になる人がいます。
こちらも会社名だけで一括りにはできません。
夜間の幹線輸送になる仕事がある
営業所間の幹線輸送では、夜間に走る仕事があります。
夜勤が苦手な人なら、仕事内容以前に生活リズムの部分できついと感じる可能性があります。
荷役方法で体力負担が変わる
バラ積みが多いのか、フォークリフトやパレットを使えるのかで身体への負担は変わります。
西濃運輸の仕事だからどうというより、実際に自分が担当する便の荷役方法を確認する方が大切です。
営業所やコースによって違う
どの路線便にも言えることですが、同じ会社名でも営業所やコースによって運行距離、荷物、荷降ろし件数は変わります。
口コミだけで「絶対きつい」「絶対楽」と決めず、自分が応募する求人の仕事内容を確認してください。
路線便とフリー便はどっちがきつい?
路線便が苦手でフリー便を好むドライバーもいれば、その逆もいます。
これはかなり好みが分かれます。
| 比較 | 路線便 | フリー便 |
|---|---|---|
| コース | 固定が多い | 日によって変わりやすい |
| 荷物 | ある程度傾向が決まる | 案件ごとに違う |
| 時間 | 固定されやすい | 案件ごとに変わる |
| 慣れ | ルーティン化しやすい | 毎回判断が必要 |
| きつさ | 夜勤・荷役・時間 | 行先や荷物が読みにくい |
路線便は慣れればルーティン化しやすい
僕はここが路線便の良いところだと思います。
毎日同じ道を走り、同じ営業所へ行けば、仕事の流れがかなり読めます。
フリー便は毎回仕事内容が変わる
フリー便では知らない場所へ行ったり、初めて扱う荷物を積んだりすることがあります。
変化があって楽しいという人もいますが、毎回違う仕事がストレスになる人もいます。
どちらが楽かは人による
同じ仕事を繰り返すのが好きなら路線便。
毎日違う場所へ行きたいならフリー便。
単純に「どちらがきつい」とは言えません。
路線便はきついけどメリットもある
ここまできつい部分を中心に書いてきましたが、路線便にはメリットもあります。
僕自身、嫌なことしかないなら20年近くこの仕事を続けていません(笑)
固定コースなら収入が安定しやすい
定期的に走る仕事があれば、仕事量を読みやすくなります。
フリー便のように毎回違う仕事を探す形と比べ、固定便を好むドライバーもいます。
慣れれば1日の流れを組みやすい
何時に出発して、どこで休憩して、何時ごろ到着するか。
同じ路線を走っていれば、自分なりの仕事の流れを作りやすくなります。
1人で走る時間が長い
会社を出てしまえば、基本的には1人で運転する時間が長いです。
人間関係が苦手で、1人で黙々と仕事をしたい人には向いている部分があります。
カゴ・パレットなら体力負担を抑えられる場合もある
路線便の中でも、カゴやパレット中心の仕事はバラ積みより身体への負担を抑えやすいです。
「長距離をやりたいけどバラ積みは厳しい」という人は、荷役方法を最優先で会社を探すのもありだと思います。
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路線便に向いている人・向いていない人
路線便は、向いている人には長く続けやすい仕事ですが、合わない人にはかなりきついです。
| 向いている人 | 向いていない人 |
|---|---|
| 夜勤が苦にならない | 夜勤で体調を崩しやすい |
| 固定コースが好き | 同じ仕事が苦痛 |
| 1人仕事が好き | 時間に追われるのが苦手 |
| ある程度体力がある | バラ積みが苦手 |
| 時間管理が得意 | 不規則な生活が苦手 |
夜勤とルーティンが苦にならない人は向いている
同じコースを同じ時間帯に走ることを苦痛に感じない人なら、路線便は合いやすいと思います。
一度覚えれば仕事を組み立てやすいからです。
バラ積みや夜勤がどうしても無理なら慎重に
「大型だから給料が高そう」という理由だけで入ると、仕事内容とのギャップが大きくなることがあります。
自分が路線便に向いているか気になる方はこちらの記事も参考にしてください。
路線便ドライバーには向き不向きがあります。
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路線便がきつくない会社の特徴
路線便のきつさを減らしたいなら、最終的には会社選びがかなり重要になります。
仕事内容を変えれば、同じ路線便でも負担は大きく変わります。
カゴ・パレット中心
体力面を重視するなら、まず確認したい条件です。
「パレットあり」ではなく、「バラ積みは何割くらいありますか?」まで聞くと分かりやすいです。
荷降ろし件数が少ない
1箇所で全量降ろす仕事と、何箇所も回る仕事では負担が違います。
1運行で何箇所降ろすのかは確認しておきましょう。
無理のない運行スケジュール
到着時間だけでなく、出発時間や休憩時間まで含めて無理のない運行になっているかが重要です。
休息時間を確保している
給料が高くても、まともに休めない会社では長く続きません。
面接では勤務と勤務の間がどれくらい空くのかまで聞くことをおすすめします。
待機時間が長すぎない
待機が毎日のように長ければ、それだけ拘束時間も長くなります。
平均的な待機時間を聞けるなら確認しておきたいところです。
横乗りや新人教育がある
未経験で路線便へ行くなら、いきなり一人で走らせる会社より、横乗り期間がある会社の方が安心です。
荷物の積み方や営業所のルールを教えてもらえるかも確認してください。
カゴ・パレット中心の路線便を探すポイント
長距離ドライバーを希望しているけど体力に自信がないなら、カゴやパレット中心の仕事を積極的に探した方がいいと思います。
同じ距離を走るなら、荷役が楽な方が身体への負担は少なくなります。
求人で荷役方法を確認する
求人票に「大型路線便」としか書いていない場合は、応募前か面接で荷役方法を聞きましょう。
「手積み手降ろしはありますか?」と普通に聞いて大丈夫です。
バラ積みの割合を確認する
完全パレットだと思って入社したら、一部はバラ積みだったということもあります。
0なのか、週に何回あるのかまで確認した方が安心です。
1運行の荷降ろし件数を聞く
1箇所降ろしなのか、5箇所、7箇所と回るのかで仕事内容は大きく違います。
特に長距離なら、この差はかなり大きいです。
傭車の仕事内容も確認する
大手の路線便では協力会社が仕事を請けていることがあります。
自社便だけでなく傭車として大手のカゴ輸送などを走る会社を探す方法もあります。
こちらの記事でも詳しく紹介しています。

路線便の求人を探すときに確認したいこと
路線便へ転職するなら、給料だけを見て会社を決めるのはおすすめしません。
僕なら最低でも次の項目を確認します。
| 確認項目 | 聞いておきたい内容 |
|---|---|
| 荷役 | バラ・パレット・カゴの割合 |
| 運行時間 | 出発・到着時刻 |
| 拘束時間 | 1運行で何時間程度か |
| 休息 | 次の勤務までどれくらい空くか |
| 荷降ろし | 何箇所あるか |
| 待機 | 平均どれくらいか |
| 給料 | 基本給・各種手当・賞与 |
| 休日 | 月の休日・年間休日 |
| 教育 | 横乗り・新人研修 |
「月給○万円」という数字だけでは、路線便の本当のきつさは分かりません。
月給が多少高くても、毎回バラ満載で拘束時間が長ければ、身体がもたない人もいます。
逆に給料が少し下がっても、カゴやパレット中心で休みがしっかり取れるなら、そちらを選ぶ人もいるでしょう。
僕自身も20年勤めていますが、他社の仕事内容や待遇についての情報収集はしています。
転職サイトで求人を見る方法もありますし、自分だけでは詳しい条件を確認しにくい場合は、転職エージェントへ相談する方法もあります。

特に確認したいのは、「バラ積みの割合」「実際の拘束時間」「荷降ろし件数」です。
ここを聞かずに「大型で給料が良さそう」だけで入ると、想像以上にきつかったということになりかねません。
まとめ|路線便はきついが会社選びでかなり変わる
今回は、路線便がきついと言われる理由について、現役路線ドライバーの僕の経験を交えながらお話ししました。
結論として、路線便は決して楽な仕事ではありません。
特にバラ積み、夜勤、時間指定、荷待ち、複数箇所の荷降ろしが重なる仕事はかなりきついです。
ただし、路線便すべてが同じではありません。
カゴやパレット中心の仕事もありますし、固定コースに慣れれば一日の流れを作りやすいというメリットもあります。
佐川急便や西濃運輸など大手の荷物を運ぶ路線便でも、会社名だけで「きつい」「楽」と決めることはできません。
実際に自分が走るコース、荷役方法、荷降ろし件数、拘束時間を確認することが大切です。
僕の知人には月給60万円ほどもらっていても、仕事が過酷すぎて辞めた人がいました。
給料はもちろん大切ですが、長く続けるなら身体への負担や休める時間も同じくらい大切です。
路線便への転職を考えているなら、「いくらもらえるか」だけでなく「その給料をもらうために何をするのか」まで確認してください。
そこまで調べて自分に合う会社を選べば、路線便は安定して長く続けられる仕事になると思います。
