路線ドライバーはおそらくキツい、危険、汚いの 3Kをイメージされる方が多いと思います。
長距離運転手の給料に魅力は感じていて転職を考えているけど、どれくらいハードでキツいのかが心配な方もいると思います。
今回は現役の長距離運転手の僕が長距離ドライバー、路線ドライバーのきついと言われている理由と、実際のきつさがどれくらいなのかなどをお伝えします。
路線ドライバーへ転職したい方はこちらの記事が参考になります。
>>大手の路線便を狙うなら!実際に使ってみた転職サイトを徹底レビュー
路線ドライバーとは
路線ドライバーとは、路線便を担当しているドライバーのことを指します。
路線便は、一台のトラックに複数箇所で降ろす荷物を同時に積み込み、その営業所間を往復する便です。
路線便がきついって話は本当?
路線便がきついと感じるかどうかは、担当する会社や荷物の内容によって変わってきます。
ヤマト運輸の配送が基本カゴ輸送なのは有名ですよね。
なのでヤマト運輸の路線便はそこまで辛くはないと思います。
大手やそれ以外の運送会社は、バラ積みも普通にあります。
日によって荷降ろし場所を追加されることもあります。
ただ、固定の仕事なので安定した収入を見込めますし、慣れればルーティン化するので1日のスケジュールも組みやすいと思います。
人それぞれですが、見方を変えれば楽は楽かもしれません。
配送先や荷物の内容がその日その日で変わるフリーや貸切を好むドライバーもいますが、路線便や定期便を好むドライバーもいます。
自分にはどういった働き方が合っているのかを考えてみるといいでしょう。
佐川急便や西濃運輸の路線便に関してはこちらの記事で詳しく解説しています。
参考にされて下さいね。
路線ドライバーってどれくらいきついの?
まずは仕事内容や仕事のキツさですが、これははっきり言って入る会社に大きく左右されます。
僕の知り合いの会社では、ほとんど寝る時間もなく、荷物もバラ積み、九州から7箇所ほど荷物を下ろしながら東京まで走っていました。
風呂に入る時間もなく、家には1ヶ月以上帰れないと言ってました。
給料は月給60万ほど貰っていましたが、体力に限界を感じて辞めました。
今でもこのような会社はけっこう存在しています。
会社を決める際には面接で詳しく仕事内容を聞き、出来れば口コミや実際に働いている人の話を聞くのがいいですね。
長距離ドライバーの仕事の中で路線という仕事があります。
路線ドライバーとは大手の運送会社の荷物を夜間走行して各地の営業所やセンターに届ける仕事です。
私がしている仕事も路線ドライバーになります。
有名どころでは佐川急便、西濃運輸、福山通運、ヤマト運輸、日本通運などがあります。
会社やコースによって違いますが総合で考えると路線ドライバーはやはりきつい仕事だと言えるでしょう。
なぜなら荷物はバラ積みで目一杯積まされるし何件も配達がつく場合もあります。
完全に夜間走行で眠くても到着時間がうるさいので睡魔との闘いになります。
一般貸し切り(チャーター便)と比べるとコースが固定でもらえるし給料もいいのですが路線がしたい運転手と貸し切りがいいという運転手に分かれますね。
路線便ドライバーは向いていない人は絶対に止めた方がいいです。
事前に路線便に向いているかチェックしましょう。
楽で楽しいトラックの仕事ってあるの?
楽な仕事はあります。
運送屋の仕事で楽な仕事といえばカゴ輸送やパレットの仕事です。
バラ積みでトラック一車分を2時間も 3時間もかけて積む仕事に比べたら、カゴやパレットはあっという間に積み上がってしまいます。
バラ積みとパレット輸送に違いに関してはこちらの記事を見れば一目瞭然です。
1日の仕事が積み込み時間10分、あとは6~7時間運転して終わり!という仕事もあるんです。
往復こんな仕事ばかりの会社はそんなにありませんが、ヤマト運輸なら往復カゴ輸送です。
僕の知り合いも何人も行きました。
しかし楽しいかというとそれは違います。
トラックの運転手は非常に危険で事故と隣り合わせです。
楽しいというほど甘くはありません。
常に気を張って仕事をしています。
ヤマトの仕事でも積み込み時の事故で亡くなった人の話も聞いたことがあります。
やはり甘いものではありません。
長距離運転手を希望していて体力に自信のない方はバラ積みなしのパレットの仕事を積極的に取っている会社を探しましょう。
ヤマト運輸の自社の路線便ドライバーになるのは非常に難しいです。
そこでヤマトの庸車が人気となっております。
こちらの記事で詳しく解説していますので参考にされて下さい。
パレットやカゴ輸送の仕事を探すには!
やはり会社選びが大切になってきます。
ドライバーは常にドライバー同士で情報交換をしています。
そしていい会社に出会あえばお互いに会社に引き抜いています。
運送業界ではこれがすごく多いんですね。
会社としても募集をかける手間やお金がかからなくて済みますから。
そしてもう一つは転職サイトです。
私も20年勤めていますが情報収集だけはいまだにしています。
最近の転職サイトは無料登録できて面白い方法でそれぞれの会社がアピールしています。
実際に登録しているサイトは3つありますが未経験や初心者の方ならリクナビNEXTだけでも十分だと思います。
路線貨物のトラック運転手の求人募集を探すコツはこちら!
路線ドライバーの情報がもっと知りたい、もしくは実際に転職まで考えている人は「転職エージェント」を活用してみてください。
今、運送業界の情報収集や転職にはエージェントの利用が主流になっています。
数多くの会社が存在する運送業では、エージェントに条件の交渉や嘘がないかの確認をしてもらったほうが安心です。
運送業界で一番おすすめできるエージェントは「リクルートエージェント」です。
リクルートエージェントは業界最大手で求人数、実績が日本一です。
リクルートエージェントでゲットできる情報
- 給料や年収、ボーナス
- 詳しい仕事内容
- 労働時間や残業時間
- 年間の休日
- 取引先
などの情報収集ができます。
さらにリクルートエージェントは労働条件や賃金の交渉までサポートしてくれます。
実はそこが一番の有難いメリットです。
もう一歩踏み込んで企業の情報や実際に交渉だけでもお願いしてみたい方はこちらの具体例を参考にしてください。
- 年収は600万円以上で探して欲しい
- 勤務時間の希望は8時から17時まで
- 残業時間は月に20時間以内で
- 土日は休みたい
- 同じ市内で探して欲しい
これをアドバイザーに伝えると条件に沿った企業を探してもらえます。
あなたが面接に直接行って確認する面倒や手間がはぶけます。
さらに「事故をしたら自腹なのか?」など非常に聞きにくいこともアドバイザーに確認してもらうと良いでしょう。
また大手や人気の運送会社は非公開求人になっています。
理由は企業が外部に採用条件を漏らしたくないのと面接の対象者をエージェントから依頼のある希望者に絞ることで対応する手間をはぶけるからです。
あなたがいくら探しても情報が出てこないのはこの非公開求人になっているからかもしれません。
リクルートエージェントは非公開求人数が業界一位です。
あなたの希望する会社が非公開求人で見つかるかもしれません。
ぜひ相談してみてください。
さいごに
キツい、ハード、過酷なイメージの路線ドライバーですが、決してそんな仕事ばかりではありません。
数ある仕事の中でもカゴ輸送やパレット輸送など楽な仕事もあります。
ただそれらは会社によって大きく変わりますので、会社を選ぶ際にはしっかりとリサーチと確認をしましょう。
決して甘いということではありません。
最後まで読んで頂きありがとうございます。