トラック業界には「理想の仕事」というものがある事はご存知でしょうか?
それは車のサイズに関係なく、ドライバーとは本来こうあれ!といった仕事です。
それが【運転だけをする】ことです。
一切荷物には触ることをせず、運転だけをし、それが本来のドライバーの姿なのだと言われた事があります。
たしかにドライバーは運転をすることが仕事ですよね。
いまや、作業員も兼ねていますからね。
そんな理想のドライバーの仕事が出来るのが「トレーラー運転手」です。
今回はトレーラー運転手になると後悔してしまうのか?
また、辞めていく理由などについてを詳しく書いていきたいと思います。
最後まで読んで是非参考にしてください。
トレーラー運転手はきつい?
トレーラー運転手は、運転以外の面では比較的通常のトラックドライバーよりも楽と考えられます。
理由として、通常のトラックドライバーと違って、荷物の積み下ろしなどもフォークリフトを使って自分で行う必要が無いからです。
トレーラー運転手の本当にきつい部分としては、トレーラーの運転です。
非常に精度の高い運転技術が求められ、荷物によっては化学薬品やガスなどを扱う仕事なので、事故が発生してしまうと、大惨事になる恐れがあります。
故に、高い練度の運転を求められるという点では、プレッシャーを感じてしまう運転手が多いというのが、トレーラー運転手がきついと言われがちなポイントと考えられます。
トレーラー運転手はやめとけ?
多くのトラック乗りの仕事の中でも意外に求人募集の数が少ないのが【トレーラー運転手】です。
それほど離職率も少ないとも言えますが、その特殊な免許携帯にもよる所があります。
大型+牽引免許が必要になり、それを持つことが前提の場合が多い事からです。
トラック乗りの入り口としては狭いジャンルになり、勤めている会社側から補助金を出してもらい、その費用を元に免許を取りにいける会社もありますが、殆どが「免許必須」状態での募集になるので、始めるまでに費用と時間がかかります。
トレーラー運転手で後悔する理由とは何?
免許が2つ必要な上に、思ったほど給料がよくないといった話もよく聞きます。
トレーラー運転手の場合、運ぶ荷物にもよって長距離になる場合がありますが、長距離なら中々家にかえれない場合や、近場では給料が少ないといった話はよく聞きます。
基本的に荷降ろし作業があるようでない内容の仕事なので、その分の給料は少なめに設定されている事が意外に知られていないのかもしれませんね。
危険物を扱うトレーラーの仕事はそれでも高めになりますが、さらに危険物取扱免許も必要になってきます。
こう見ると免許が多いジャンルですよね。
トレーラー運転手には向き不向きがあります。
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トレーラー運転手が不足している理由とは
運送業界では人手不足が深刻な問題となっています。
ここ数年で若者の車離れが増え、車も思うように売れない時代に突入している状況です。
免許を持たない人が若い世代に多く、未来を背負って貰える後継者がいません。
そのため運送業界は高齢化が加速しているにも関わらず若い世代が入ってこないという事態になっています。
トレーラーに限らず全ての車両のドライバーが不足しています。
また、そもそも運送業界の仕事自体に魅力を感じない人が多いのも人手不足の原因のひとつでしょう。
国内で流通している8割は大型車両輸送によるもので成り立っています。
昼夜問わず長時間運転している人がいて、社会にとってなくてはならない仕事であるのに見向きもされないと考えたら寂しいものですね。
こういった働き方も敬遠される理由なのかもしれません。
トレーラー運転手を辞めていく最大の理由とは
実際に海上コンテナの運搬をやっていたドライバーさんから辞めた理由を聞くと【お金】でした。
荷降ろし作業がない海上コンテナの運搬の仕事だと一回いくだけではなく、何回戦も運ぶ場合があります。
たしかに肉体的には楽ですが、その分、給料は高く無いわけですね。
思っている以上に給料が安くて辞めたという話です。
海コンドライバーに関してはこちらの記事で詳しくご紹介していますのでご覧ください。
海コンドライバーはきつい?必要な資格や年収、給料明細を暴露!
それと、意外と思われるかもしれませんが、危険物を扱っているトレーラーのドライバーで「肌荒れが酷くて辞めた」という理由で辞めた人もいます。
一応、防護服のような物を着用して作業にあたっていましたが、それでも皮膚からアレルギーとなるなんらかの物質が入り込んでしまい肌荒れに…
美容師さんにありがちな辞める理由ですが、実は危険物を扱うドライバーでも体質によっては皮膚アレルギーのような反応が出る人もいるのです。
仕事が出来る状態ではなかったといっていましたね。
トレーラー運転手への転職を成功させるコツ
まずは、何を運ぶ会社なのかをチェックするべきです。
物によっては荷降ろし作業をしなくてはいけない場合もでてきます。
海上コンテナの運搬を選択すると荷降ろし作業といった仕事は一切ないので長く働けるかもしれませんが、移動距離が長距離になれば、それはそれで肉体的に辛くなってきます。
危険物運搬の場合はホースのようなものを差し込み口にさすだけですし、新車の車を運ぶ仕事なら車の積み込みから降ろしまでほとんど自分でやりますね。
工場に鋼材を運ぶ仕事なら工場側が荷降ろしをしてくれるでしょう。
どれが自分にあっているのかを給料面も考慮して探した方がいいですね。
トラック運転手で年収アップするのは簡単です。
こちらの記事で簡単に給料が5万円以上、年収で60万円以上アップする3つの方法を解説していますのでご覧ください。
トレーラーの求人でおすすめの会社を探すコツ
人手不足の運送業界は今どの会社も人材を欲しがっています。
今はドライバーが会社を選べる時代と言っても過言ではありません。
そこで良い会社を見つけるコツがエージェントの利用です。
現在では転職エージェントからドライバーに転職するケースが主流になっています。
数多くの会社が存在する運送業界では個人が面接のみで会社を決めてしまうのは危険を伴います。
そのなかでもおすすめのエージェントがリクルートエージェントです。
リクルートエージェントは日本最大手の転職エージェントです。
また大手や人気の運送会社は非公開求人になっているケースが多いです。
非公開求人にする理由は企業が社内の採用情報を外部に漏らしたくないのと採用コストを抑えるためです。
あなたがネットで探してもいい企業が見つからないのはこの非公開求人になっている可能性が高いです。
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まとめ
トレーラーの運転手はほとんど「荷降ろし作業」がありません。
あってもちょっと何かをするだけです。
そのかわり、給料面が思ったより少ないというわけですね。
特殊な車での運搬なので運転技術も必要ですし、ベテランドライバーさん達が活躍しているジャンルのお仕事です。