皆さんはホワイト物流という言葉を聞いたことがありますか?
今でこそ働き方が見直され働きやすい環境になりつつありますが、運送業界=ブラックというイメージがありました。
ホワイト物流はそのブラックな体質を解決するために発足した運動ですが、よくわからない、初めて聞いたなんて言う人も多いはずです。
そこで今回は、ホワイト物流とはなにか?参加企業や説明会、そしてそのメリットなどについて解説していきます。
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そもそもホワイト物流とは?
トラック輸送の生産性向上や物流の効率化を目的に取り組むことを「ホワイト物流」と言います。
トラック運転手不足など物流業界は人手不足に悩まされています。
その原因は、長時間労働や過激勤務などブラックなイメージが付いているからです。
特に、働き方改革が浸透していないときは残業代なし、休みなしなど扱いが酷い状況でした。
そういったことを根本から解決するために「ホワイト物流」運動が発足しました。
現社会に必要不可欠な物流を安全に確保するとともに、社会に貢献することを目的に取り組んでいます。
具体的には、60代以上でも女性でも働きやすい環境を実現することを目指しています。
働き方改革を推進している団体でもあります。
ホワイト物流の参加企業とは
2020年10月時点で1093社が参加しています。
これだけの数の物流企業がいることに驚きですが、多くの参加企業が賛同しています。
また、詳細を見てみると実は物流業界だけでなく物流業界を支える業界やサービスを利用する業界も賛同しています。
各企業は、自主行動宣言などをしてホワイト物流に理解を示しています。
年々、企業数が増えていますので認知度も高まっています。
今年の7月に1000社達成しました。
各企業や業界の宣言を見ることができますので非常に注目度が高い運動になります。
企業価値を高める運営を行うことができています。
任意項目などもありますので、それぞれの企業色を感じることができます。
参加者リストをみると面白いデーターを拝見することができますよ。
ホワイト物流のメリット
メリットは大きく4つあります。
①生産性
業界独自のルールやプロセスを見直すことで、より効率よく物流運営を行うことができます。
②環境問題への貢献
物流業界にとって非常に密接な問題が二酸化炭素排出量です。
どのように削減していくのか、一致団結して問題解決を行うことができます。
③事業活動の安定確保
最大の問題である人手不足を解消するために、連携を高めことを目指しています。
自社だけでなく業界全体がホワイト企業となれば人材が増えると考えています。
それを促進している企業となればより評価は高くなります。
④社会的責任の遂行
人手不足が深刻な上に、生活に必要な業界となっているからこそ社会的責任を担う宣言をすることができます。
業界や自社の価値を高めることができます。
社会貢献をしている企業を認められる一つの基準にもなっています。
ホワイト物流の参加方法について
まずは、インターネットより趣旨を理解することが必要になります。
その後、自主行動宣言を踏まえた申請書を事務局に提出します。
その際は、インターネットにある自主行動宣言様式フォーマットをダウンロードし提出することになります。
提出は随時受け付けていますが、できるだけ早く進行することが重要になります。
また、宣言は社内で合意しやすいものから宣言していくことで充実した内容となります。
早く申請するとホームページは宣言が掲載されますので多くの人に参加を表明することができます。
ホワイト物流の説明会の開催時期はいつ?
基本的にインターネットの公式ホームページで開催のスケジュールが発表されます。
昨年は11月に開催されました。
ホームページでは動画や資料が掲載されていますのでそちらを目にするとわかりやすいと思います。
ぜひ、「ホワイト物流推進運動」と検索してみてください。