中型免許を取得すると、2t車と4t車の両方を運転できることになります。
仕事の幅が広がるほか、給料にも反映してきます。
今回は中型免許取得するために必要な条件や費用、難易度について解説していきたいと思います。
中型自動車免許を取得できる条件とは!
中型免許取得のために必要となる条件はこちら!
①20歳以上であること
②普通免許を取得してから2年以上経過していること
③片目0.5、両目で0.8以上の視力であること(めがね・コンタクトレンズ使用可)
④様々な色が何色か判別・認識できるか
⑤基本動作ができる身体能力があるか
⑥自分が立っている場所から0.1メートル離れた場所から出る90デシベルの音が聞きとれるか?
これらの6項目を満たして初めて、中型免許取得へ向けた準備ができます。
普通免許で運転できる車とは違って、大きなトラックを運転することになるので必要条件が少し多くなっています。
中型免許で運転できる車は!
平成19年当時は、中型免許取得で車両総重量が5トン~11トン、最大積載量が3トン~6.5トンの自動車を運転できるという条件でした。
ところが、平成29年からは中型免許取得で車両総重量が7.5トン~11トン、最大積載量が4.5トン~6.5トンの自動車を運転できるという条件に変更されました。
この条件に当てはめた時、運転できる自動車は何かというと…
◎普通自動車
◎2トントラック
◎4トントラック
◎小型特殊自動車
◎原動機付自転車
この5つになります。
ちなみに、乗車定員は11人~29人と決まりがありますのでご注意ください。
中型免許で乗れる車に関してはこちらの記事を参考にされて下さい。
中型免許を取得するまでの流れ
中型免許を取得するまでにはこのような流れがあります。
①普通自動車第一種免許を取得
②普通第一種免許取得後2年経過すること
③中型免許取得のため自動車学校へ通う
④適正検査⇒技能講習を受ける
⑤技能講習を受けて運転技術を覚える
⑥技能講習で覚えた運転技術で技能検定を受ける
⑦技能検定合格のち仮免許取得
⑧技能卒業検定受験
⑨合格⇒中型免許保持者
とこんな流れになっています。
中型免許にかかる費用とは
中型免許取得に必要な費用は約15万円~20万円ほどとなっています。
普通免許を取るよりも安いですよね。
安いからと油断せず、できるだけ1回で合格できるように努力しましょう。
使わなくてもいいお金まで使うことになり、その分時間も費やすことになります。
中型免許をお得に取る方法とは
中型免許をお得に取得するには、中型免許取得費用の支援や援助がある運送会社に就職するのがひとつの方法です。
運送会社のほとんどが免許取得に対する費用の補助をしています。
全額負担の会社もあれば費用の半分や6割7割を補助してくれる会社もありさまざまです。
全額ではなくとも、一部補助してもらえるだけでかなり助かりますよね。
合宿だとさらにお得!
中型免許や準中型免許を最短でお得に取得する方法は合宿です。
そちらについてはこちらの記事で詳しく説明しています。
是非ご参照下さい!
中型免許の難易度や合格率とは
中型免許の合格率 ⇒ 90%以上
筆記試験の合格率 ⇒ 90点
実技試験の合格率 ⇒ 70点
まず、中型免許の合格率ですが90%以上となっています。
かなりの高確率なので、しっかり勉強して準備をしていればそこまで難易度の高いものではないと言えそうです。
本番は時間制限もあって緊張する人もいるでしょう。
実力を発揮できるように本番と想定して試験勉強をするように心がけてみるといいかもしれませんね。
中型免許の卒業検定の合格率はどれくらい?
中型免許の卒業検定の合格率は、90%以上の合格率とされています。
内容がほとんど普通車の免許の内容と変わらないのに加え、緊張する普通免許の卒業検定を一度経験していることで、メンタル面でも楽にできることからこの高さと考えられます。
緊張しがちな人でも、イメージトレーニングや練習を重ねれば、比較的楽に合格できるはずなので、落ち着いて臨んでいきましょう。
さいごに
中型免許は合格率も高く、実技筆記共にしっかり復習しておけば取得は難しくありません。
中型免許があれば仕事の幅も広がり、給料アップにも繋がって来ます。
取得を考えている人は是非前向きに取り組んでみてくださいね!