タンクローリー運転手の仕事内容や必要な資格とはどういったものなのか気になる方もいるはず。
一度はその仕事に憧れた方も少なくありません。
肉体的な労働をするイメージできつい仕事と言われてはいますが、現在でも活躍しているドライバーは多くいます。
今回の記事では、タンクローリー運転手はきついのか?辞めたい理由や、その仕事をやるための必要な資格、1日の仕事内容について解説します。
この仕事に興味のある方や転職したい方などはこの記事を参考にしてください。
タンクローリーの給料や給料明細に関してはこちらの記事で詳しくご紹介しています。
タンクローリー運転手とは
タンクローリー運転手とは、ガソリンや燃料、水、重油などを運ぶドライバーのことです。
ときには、危険物の入ったものを運ぶときもありますので、運転スキルが高くないとこの仕事は長く続きません。
他の運送業種とも違って運転スキルが必要以上に求められます。
同じドライバー仲間に10年以上続けている人がいますが、それほどの経歴ともなると採用されやすいです。
経歴が浅くても採用してくれる企業もありますが、経歴があり、またその経歴が長いに越したことはありません。
タンクローリー運転手に必要な資格や条件とは
タンクローリー運転手になるためには、必要な資格や条件が多くあります。
中でも一番重要な資格条件は、大型免許の取得です。
タンクローリーは、大型車を使用する場合が多いからです。
その他にも、牽引するタンクローリーを運転するのであれば牽引免許が必要ですし、危険物を取り扱うのであれば危険物取扱者の資格が必要です。
高圧ガスを運ぶ場合は、特定高圧ガス取扱主任者の資格が必要です。
多くの資格を持っていればいるほど採用されやすいので、多くの資格を持っておくことをおすすめします。
タンクローリー運転手の1日の仕事内容とは
1日の仕事内容は、まず出社してアルコール検査を行います。
どの運送会社でも厳しい検査が行われていますので、アルコールは日頃から控えめにしておいた方がいいでしょう。
アルコール検査が終わった後、自分が運転する車両の点検を自ら行います。
そして、指定された油槽所まで運送して行き、ガソリンや燃料、水などの液体の積み込み作業を行います。
積み込み作業まで終わったら、取引所まで行き、そこで荷降ろし作業です。
液体の漏れに注意しながら荷降ろし作業をしましょう。
基本は、積み込み作業をして運送して荷降ろし作業を繰り返す形です。
タンクローリードライバーはきつい?
結論から言いますと、運転スキルに自信のない方にとってはきつい仕事です。
運転スキルが高ければ、きついと思うことはありません。
やはり、初めは誰でもタンクローリーの運転は慣れるのに時間がかかります。
一般のトラックよりも難しいとも言われているだけあって、そう簡単にはいきません。
ですので、タンクローリーを運転したい方はまず、運転スキルを高めることから始めないといけません。
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タンクローリーは激務?
タンクローリーの仕事は、他のトラックドライバーの仕事に比べると拘束時間も長いわけではないので、労働条件は比較的良い方ではないかと思います。
仕事内容も、重たい荷物を積み降ろしすることもないので特別ハードな仕事ではありません。
しかし、タンクローリーのドライバーにも繁忙期があり、11月~3月はかなり忙しくなるようです。
会社にもよりますが、この期間は激務となるほど忙しい時期と言われています。
タンクローリー運転手を辞める理由とは
この仕事を辞める理由として一番多いのが、労働時間が長いということです。
危険物を取り扱うタンクローリーの運転だと、午前4時から始め午後の21過ぎまで働くことがあるため、激務と言われています。
睡眠時間を削るときもありますので、健康にも注意しないといけません。
その他の理由としては、事故を起こしたときの責任が大きいのとマニュアルが厳しいのを理由に辞める方も多くいます。
この仕事に転職するときは、勤務時間、給料、ルールは厳しいのかしっかりチェックしましょう。
タンクローリーはやめとけ?
どんな仕事でもそうですが、慣れるまでは大変なのは間違いありません。
タンクローリー自体の仕事内容としては、重い荷物を何個も積み下ろしするような作業はないため、そこまで大変な作業内容ではありません。
むしろ普通の大型トラックのドライバーと比べたら断然楽な方でしょう。
しかし、資格が必要なのはもちろんですが特殊車両のため高度な運転技術も必要とされます。
場数を踏んで運転に慣れたとしても、運んでいるものが燃料系やケミカル系のものであるので危険物には変わりありません。
事故を起こしてしまっては一大事です。
また、運転がメインの仕事で体力を使う場面はほぼないですが、その分配送件数が多いことや、休みが少ない、拘束時間が長いということもあります。
これはドライバー業であればどうしてもついてまわることかもしれませんね。
タンクローリーの仕事はなくなる?
結論から言うと、仕事がなくなるということはないでしょう。
しかし、ここ数年の間で環境問題に配慮した取り組みが盛んに行われています。
車もその一つで、低燃費エコカーなど電気自動車の需要も増えてきています。
ガソリンなど石油系燃料自体がなくなることは考えにくいですが、油が思うように売れない時期も来るかもしれませんね。
タンクローリー運転は難しい?
大型特殊車両なので簡単ではありません。
大型車両だけで言えばタンクローリー以外にも多くありますが、タンクローリーが運搬するのは液体のみ。
この点が他の大型車両と違うところです。
車体が長く幅も大きいのはさることながら、液体は一度動けばしばらく収まることはありません。
それが信号待ちやカーブとなると、遠心力を受けるので車体が流されることがあります。
安全に走行していても簡単なものではないですし、まして急ブレーキや急カーブは危険でしかありません。
どれだけ熟練したドライバーでも常に初心の気持ちを忘れずに運転する事を心掛けなければいけません。
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こちらの記事で簡単に給料が5万円以上アップする3つの方法を解説していますのでご覧ください。
タンクローリーは儲かる?
タンクローリードライバーは、どんな荷物を運ぶかにもよりますが、基本的には通常のトラックドライバーよりも稼ぐことが可能です。
一般的な物流企業に勤めるトラックドライバーの年収は350万~500万円で手取りは約25万~30万円ほどとされています。
対してタンクローリードライバーの場合、年収は400万~600万円で、手取りは40万~55万円となっています。
比較してもわかるように、タンクローリードライバーは儲かります。
タンクローリー運転手は女性でもなれる?
もちろん、女性の方でもなれます。
なぜなら、今では男性の人材確保が難しく人材不足を解消するため女性の方も採用しようとどの運送企業もそういった方針で進めているからです。
それと、女性の社会進出が進んでいるのも理由です。
女性の方でも運転に自信があれば採用されやすいでしょう。
タンクローリー運転手に転職するコツとは
人手不足の運送業界は今どの会社も人材を欲しがっています。
今はドライバーが会社を選べる時代と言っても過言ではありません。
そこで良い会社を見つけるコツがエージェントの利用です。
現在では転職エージェントからドライバーに転職するケースが主流になっています。
数多くの会社が存在する運送業界では個人が面接のみで会社を決めてしまうのは危険を伴います。
そのなかでもおすすめのエージェントがリクルートエージェントです。
リクルートエージェントは日本最大手の転職エージェントです。
また大手や人気の運送会社は非公開求人になっているケースが多いです。
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