大型の長距離運転手になってはや20年近くなりました。
サラリーマンがどうしても性に合わず乗り始めたトラックの仕事は正直キツい時もありますが、自分では天職だと思ってやっています。
しかし、こんな僕でも長距離の運転手を辞めたいと思う瞬間が稀にあります。
今回は普段は楽しくやっている長距離の仕事を辞めたいと感じる瞬間を書いてみたいと思います。
また多くのドライバーが辞めていく理由や、辞め時の判断基準についても私なりの見解を述べたいと思います。
トラック運転手が辞めた理由5つとは!
長距離運転手を辞める人は非常に多いです。
僕は20代半ばで長距離運転手になり、もうかれこれ20年近くたちました。
最近はあまり思いませんが、若い時には僕も何百回も今の会社を辞めようと思いました。
実際にほかの会社に2回ほど面接に行った事もあります。
なんとか思いとどまりましたが、今思えば今の会社に残って良かったと思っています。(私の場合ですが)
会社を辞めるというか変わろうと思う理由はだいだい皆んな同じです。
・仕事の内容がキツくなった
・今の会社より楽な仕事の会社を見つけた
・今の会社より給料のいい会社を見つけた
・同じ会社のドライバーが条件のいい会社に移った
・将来を考え大手の運送会社へ行こうと思う
会社を辞めようと考えるのはおおよそこのような理由です。
しかし、これは他の運送会社への転職であってドライバー自体を辞めようと思ったわけではありません。
トラック運転手を本気で辞めたいと思う瞬間とは!
僕自身はサラリーマンが本当に肌に合わずにこの業界に飛び込みましたし、運転手をやっていて楽しいと実感できます。
しかし、そんな僕でもトラックの運転手そのものを本気で辞めたいと思う時があります。
それは
交通事故や死亡事故を見たとき?
いえ、違います。
それは自分自身が事故を起こした時です。
僕は20年近く長距離に乗っていてその間事故を2回しました。
名神高速でのワンボックスカーとの接触事故と対物自損事故です。
他人の交通事故や死亡事故を目の前で見ても、普段なら天職だと思いトラックに乗っていますので絶対に気をつけようと自分に言い聞かせて終わりです。
しかし、いざ自分が事故を起こした時は本気で辞めようと思いましたね。
幸いにして相手の方も大事には至らない程度の事故で済んだのですが、もし相手が死んでいたら自分の人生も終わりです。
自分の将来だけでなく相手の将来、そして家族の将来までも一瞬で露頭に迷う事になります。
それを実感した時に本当に怖くなりトラック運転手という職業を本気で辞めたいと思いました。
そうゆう経験をいかに乗り越えるか、ということもプロの成長として大切なことなのかもしれませんが、相手を傷つけてまで成長したくありませんよね。
事故を起こすと本当に考えさせられます。
トラック運転手の辞め時の基準や4つのポイント
トラック運転手を辞める判断をする基準はどこでしょう?
まずは上記でご紹介した5つの理由に気持ちや状況が当てはまった時です。
そして万が一に事故をしてしまった時にも大きな決断時期と言えるでしょう。
事故は起こしてからでは遅いです。
事故をする前から事故を起こした時のリスクを考えるとやっていけないと感じれば、そこも一つの辞める基準になるでしょう。
以上は自分自身の判断となるわけですが、会社に問題がある場合も多々あります。
会社に数ヶ月、数年でも務めて、このままこの会社で働き続けてもいいのか?という場合の判断基準は以下です。
- 残業代がでない(みなし残業制度の会社)
- 事故したら自腹で払わされる
- ボーナスや退職金がない
- 労働基準を無視した労働を課せられる
こちらに一つでも当てはまる場合は辞めるかどうかを考えた方がいいでしょう。
特に事故で自腹を切らされる会社は要注意です。
支払いのせいで辞めるに辞めれなくなって飼い殺し状態になっているドライバーを多数知っています。
そうなる前に考えた方がいいです。
ドライバーの自腹問題に関してはこちらの記事を参考にされて下さい。
トラック運転手を辞めて良かった理由とは!
トラックドライバーの退職理由は
- 体がきつい
- 家に帰れない
- 給料が合わない
- 人間関係
- 他にいい会社が見つかった
おおよそこのような理由です。
私も後輩や先輩で辞めていったドライバーを多数みてきました。
ドライバーを辞める人は他の運送会社に転職する方が多いですがドライバー職自体を辞めた人がほぼ皆、辞めて良かった理由を聞くと
「大きな事故をする前に辞めれて良かった」です。
その理由には本当に同感できます。
僕もいつまでトラックに乗るかわかりませんが最後まで事故だけは起こしたくないと思っています。
トラック運転手が天職と思える人の特徴とは
逆に「俺はトラック運転手しかできねぇ」「トラック運転手が天職だ!」という方がいます。
このような方にはある共通の特徴があります。
- とにかくトラックが大好き
- サラリーマンが窮屈だった
- 稼ぎたい
大抵がこの3つに当てはまります。
特に長距離ドライバーはこの特徴が強い傾向があります。
私もそうです。
こちらの3つが全て強烈に当てはまります。
このような方はぜひトラック運転手を目指して下さいね。
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さいごに
今回は僕が長距離トラックの運転手を本気で辞めたいと思ったきっかけを書いてみました。
当時、長距離に乗り始めた時は、トラック乗りは気楽な商売だとサラリーマンが嫌でしょうがなかった僕には本当に天職を見つけた気分でした。
頑張れば給料も50万円以上貰えて最高でした。
しかし事故を経験して本当に危険な責任の重い仕事なのだと痛感させられました。
これからも無事故無違反に努めたいと思います。