「仕事内容が悪過ぎる…」「労働時間長すぎ…」「給料が安すぎるぅ…」
そう思いながら嫌々仕事をしていませんか?
運送業は会社によって給料や仕事内容、待遇が様々です。
中には事故したら全額自腹などの企業も実際に存在します。
もしあなたが会社を辞めようか迷っているなら、この業界で20年以上勤めている私の答えは「すぐにでも辞めなさい」です。
この記事では勤めている会社を辞めようと迷っているなら、すぐにでも辞めるべき6つの理由をご紹介しています。
やめとけ1 給料が上がらない
運送会社を辞める理由で最も多いのが給与面での不満です。
運送会社でははっきり言って年功序列はありません。
20代で大手の運送会社に就職して30年でも勤めれば多少は給料も上がるでしょう。
しかし大手では事故を起こすとドライバーとしての職を失う可能性もあるし、給料はなかなか上がらないのが現実です。
20年後に年収が500万になる会社で働くよりも、今すぐに年収500万くれる会社に転職した方が100倍マシです。
特に運送会社は月収で5万円、10万円くらいなら会社を移ればすぐにアップできます。
ベースアップが年間2000円なら50000円上がるのに25年もかかります。
月収5万円アップのために自分の大事な人生を25年間も使いますか?
やめとけ2 年功序列がない
上記でも説明しましたが運送会社ではそもそも年功序列はありません。
長く勤めればいつかは給料が上がる、いいことがあるなどとの甘い考えは捨てた方がよいでしょう。
運送業界では働き方改革により今後益々労働時間に制限がかかり残業代で稼ぐのは難しくなっていきます。
働きたくても働けない、時間は制限されるが仕事内容は変わらない、など条件が悪くなる一方で年功序列やボーナス、終身雇用を期待するのははっきり言ってナンセンスだと言えるでしょう。
1つの会社に固執して考えるのはむしろ危険で、今この状況で社員にいい給料、いい条件を出せている会社を探す方が絶対に無難です。
ひょっとすると20年、30年の間に会社を数社渡り歩くことになるかもしれませんが決して恥ずかしいことではなく、むしろ当たり前の行動だと思います。
その時代、時代で良い会社を選んでいつもいい給料、いい仕事をしている賢いドライバーもたくさん知っています。
あなたが今の会社に不満を持っているなら、きっと3年後もその不満は消えていないでしょう。
やめとけ3 向き不向きがある
ひとえにトラックドライバーと言ってもたくさんの仕事があります。
乗車するトラックも様々でハイエースや軽バンから2t車、4t車、大型貨物自動車からトレーラー、ダンプカーや生コン車など多種多様です。
仕事内容も宅配ドライバーや集配ドライバー、路線便や一般チャーター便など様々です。
運ぶ荷物も星の数ほどありますしバラ積みやパレット輸送、カゴ輸送もあります。
距離で分けるなら地場まわりや中距離や長距離があります。
その中でドライバーには人それぞれ向き不向きの仕事が絶対にあります。
私も初めに2t車で集配ドライバーをしていましたが、あまり肌に合わず10t車に転職しました。
その中でも貸し切りより雑貨便のほうが肌に合っていて今では20年選手になりました。
私が20年もこの仕事を続けてこれたのは大型の路線便が向いていたからです。
仕事内容、乗車するトラックの種類、1日に走る距離、そして勤めている会社の社風など合わないならストレスを感じながら続けるよりも他の仕事や会社を選ぶのは賢い選択だと言えます。
やめとけ4 飼い殺しになる可能性がある
トラック運転手で最も怖いのがこれです。
運送会社では今でも車両事故や荷物事故をしたら全額自腹の会社があります。
200万円や500万円などを請求されて辞めるに辞めれないドライバーも実はかなり多いんです。
保険に入っている会社なら事故の弁金代のみで済む場合もありますが、そうでない会社では全額請求される可能性もあります。
飛び石でフロントガラスが割れた場合でも請求する会社もあります。
古いトラックを与えられ、フロントバンパーなどをあてるとドライバーのお金で修理されトラックはどんどん綺麗になっていきます。
会社からすると「事故したドライバーが悪い」となるわけですが、それならそもそもそんな会社で働き続けるのは危険ですよね。
毎月5万円や10万円を給料から天引きされているドライバーを私は多数見てきました。
もしあなたがそのような会社に勤めているなら給料が多少良くてもそうなる前に辞めることをおすすめします。
やめとけ5 事故したら終わり
トラック運転手は何もなければ今でも比較的に稼げる職業です。
しかし上記で説明した通りで事故をしたらドライバーを下ろされるかもしれないし、事故の自腹で莫大な請求をされるかもしれません。
さらにもっと言うと免許がなくなったら終わりです。
事故が多い、トラックが怖いなどの自覚があるなら何もトラックという職業にこだわる必要はありません。
きっと他にもあなたに合った仕事はあるでしょうし、やってみたい仕事があればチャレンジするべきだと思います。
なぜなら
「トラックは最終手段」
「トラックはいつでも乗れる」
からです。
トラックの運転手は免許さえあればいつでも転職できます。
ましてや経験者であれば多少年齢が高くでも雇ってくれる会社は多いです。
今やトラック運転手の平均年齢は国土交通省が調べたデータでは40代後半です。
私の会社でも60代の長距離ドライバーも多いです。
何も若いうちにトラック運転手にこだわる必要もなく、もっと色んな仕事に挑戦してみるのも良い選択だということです。
やめとけ6 運送会社は星の数ほどある
6つ目の理由は「運送会社は星の数ほどある」です。
昔は「石の上にも三年」と言いましたが今では長く勤めれば良いことがあるという保証はどこにもありません。
むしろいい会社を探してとっとと転職したドライバーのほうがいい給料をもらい自分に合った仕事をしています。
一つの会社にこだわる必要は全くありません。
運送会社はほんとうにたくさんあります。
それに大手の会社のほうがいいとも限りません。
中規模や小規模の会社のほうが逆にいい場合もあります。
私の会社も社員数が30人程度の会社ですが居心地も良く大手より良いと感じています。
運送会社は星の数ほどあるので、仕事内容や給与面で不満を感じながら働くよりもとっとと良い会社を見つけましょう。
まとめ
いかがでしょうか?
この記事では会社を辞めたいなら迷わず辞めるべき6つの理由をお伝えしました。
トラック運転手は本当にどの会社に入社するかで運命が大きく変わります。
星の数ほどある運送会社の中で一つの会社にこだわる必要は全くありません。
年齢的にも状況的にも辞めれなくなる前に転職をしたほうが良いケースが多いです。
どこも似たり寄ったりだという人もいますが月収で5万円くらいはすぐに変わってきます。
月収で5万なら年収で60万円、30年で1800万円も差額だけで変わってきます。
家がもう1件建てれますよね。
良い会社が見つかりますように!
最後まで読んで頂きありがとうございます。