大型のトラックにリミッターが付いてもう長い年月が経ちました。
当初は半端ないストレスと疲労が溜まり大変でした。
最近ではリミッターがどうのこうのという話のドライバーの間ではめっきり少なくなり話題にもならなくなってきました。
しかし、
稀にですが未だにリミッターを解除して走っているトラックが見受けられます。
この記事では不正改造のリミッター解除をしているトラックの通報窓口や罰則について説明させて頂きます。
リミッター解除の通報について
リミッターを解除して走っているトラックの通報については全日本トラック協会にスピードリミッター不正改造通報受付という窓口があります。
また警察に直接電話されるケースもあります。
リミッター解除のジョイントやコマいじりについてはこちらの記事でご覧になれます。
通報される理由!
リミッター解除で通報される理由はタレコミです。
皆んなが真面目に走ってるのになんであいつだけっ!
となるわけです。
また最近ではリミッター解除して走っているトラックは非常に少ないので凄く目立つんですよね。
リミッターも解除してあげくにパッシングなんかの煽り運転でもされた日には「通報してやるーっ」となるのは当たり前です。
リミッター解除の罰則について
まずはリミッターを解除したドライバーですが整備不良車両の運転の禁止の違反になり懲役かまたは罰金の対象です。
3カ月以内の懲役または5万円以下の罰金となります。
車両の持ち主、つまり会社は道路運送車両法の違反になり懲役または罰金の対象になります。
その場合6カ月以内の懲役または30万円以下の罰金となります。
車両(トラック)に関しては整備の命令に従わない場合は50万円以下の罰金でかなりきついです。
また15日以内に整備されない場合も6カ月以内の懲役または30万以下の罰金が課せられます。
更に15日以内に整備をして報告提示をしないと最大で6カ月もナンバープレートを没収されトラックの使用停止になります。
リミッター解除のリスク
リミッター解除は様々なリスクを負います。
まず車検が通りません。
昔は車検の前に下に潜ってジョイントをいちいち外しているドライバーもいました。
会社にバレるとクビになるリスクだってあります。
事故のリスクも増します。
ほとんどのトラックがリミッター走行をしている中、一台だけスピードがでると危険度が上がります。
そしてリミッター解除が通報、発覚して最も怖いリスクは
テレビで全国にニュースが流れることです。
ニュースなんかに出たら会社の信用度は一瞬で地に落ちます。
取引先もなくなり下手すると会社は潰れます。
こうなると個人の問題では済まなくなります。
まとめ
今回はリミッター解除の通報窓口や罰則そしてリスクについて書きました。
長距離のドライバーにとって1キロや2キロの速度の差は特に大きいのは分かります。
しかし通報された時のリスクを考えたらこんなに割りの合わない違反もありません。
たったの数キロが我慢できないだけで会社が潰れる可能性だってあるんです。
個人では絶対に責任がとれません。
会社やそこで勤めている従業員のことを考えたら絶対にしてはならない行為だと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございます。