玉掛けとは、工事現場でよく目にするクレーンに資材を掛けたり外したりする作業のことを指します。
この作業をするには免許が必要になりますが、その免許を取得するにはどれくらいの費用が必要になるのか気になるところです。
そこで今回は、玉掛け免許にかかる費用や、玉掛け免許で収入をアップさせる方法について解説していきたいと思います。
免許取得を検討している方は是非参考にしてくださいね。
玉掛け作業ってなに?
玉掛け作業は、荷物をクレーン等で移動する際に荷物をフックに掛けたり外したりする作業の事を指します。
荷物によって吊り上げ方法や道具が異なり、吊り荷の落下などは大事故にもなりかねない為、とても重要な作業です。
玉掛け免許かかる費用はいくら?
玉掛け免許、正式名称「玉掛け技能講習修了」を取得するには技能講習センター等で講習を受けて資格取得することになります。
この免許は、作業経験や持っている資格で受講時間が変わってきます。
玉掛け作業未経験者でクレーン免許などを持っていない方は3日間の19時間コースになります。
費用は22000円で、その他にテキスト代2000円や修了証発行手数料、保険料2000円が必用です。
保有免許で費用はいくら変わる?
19時間コース以外は、18時間コースと16時間コースの2種類があります。
《18時間コース》
◎費用 21,000円 (テキスト代などは別で掛かります)
◎吊り上げ荷重1t未満のクレーン玉掛けの業務を6か月以上の経験がある
◎吊り上げ荷重が1t未満または制限荷重1t未満の移動式クレーンの玉掛け経験が6ヵ月以上、吊り上げ荷重1t未満のデリック玉掛け業務経験が6か月以上の方
《16時間コース》
◎費用 17,500円 (テキスト代などは別で掛かります)
◎クレーン運転士免許証・デリック運転士免許証・小型移動式クレーン運転技能講習終了証・床上操作式クレーン運転技能講習終了証・移動式クレーンの運転業務の保有者
玉掛け免許を取得するには!
技能講習センター等で講習を受けて、講習が修了すればその日に玉掛け技能講習修了が交付されます。
運転免許と違い更新がない為、一度取得してしまえば生涯使える物になります。
運転と玉掛けの資格を取ることがおすすめの理由とは!
運転免許と玉掛けの資格を持っていれば、ユニック車や物流関係の仕事で有利に働くことができますから、とてもおすすめ出来る組み合わせと思います。
特に、重量物の運送の場合に荷降ろしや荷積みでクレーンを使用する事が多いので、玉掛け資格があれば働きやすいです。
給付制度で玉掛けの資格を取得するためには?
給付制度(教育訓練給付制度)とは…
雇用の安定と再就職の促進を図ることを目的とする雇用保険の給付制度で、一定の条件をみたす雇用保険の一般被保険者(在職者)、一般被保険者であった方(離職者)が厚生労働大臣の指定する教育訓練を受講し修了した場合、本人が教育訓練施設に支払った訓練経費の20%に相当する額(上限10万円)をハローワーク(公共職業安定所)から支給されるものです。
対象になる方
いずれか該当する方が支給対象になります。
①在職者の方は、雇用保険の被保険者として雇用されていた期間が3年以上あること。
②離職中の方は離職の翌日から受講開始日までが1年以内であり、かつ雇用されていた期間が3年以上であること。
支給対象となる教習センターがあるので確認が必用になります。