大型トラックのオーバーハングは何センチ?計算方法や寸法、事故事例のまとめ!

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オーバーハングの画像解説3

オーバーハングをご存知だろうか?

トラックの接触事故でもこのオーバーハングが原因の事故が多いです。

この記事ではオーバーハングの寸法や事故の事例を画像で分かりやすく説明しています。

トラック運転手で年収アップするのは簡単です。
こちらの記事でくわしく解説していますのでご覧ください。

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目次

トラックのオーバーハングとは!

オーバーハングとは前輪の軸から車体の1番前、後輪の軸から車体の1番後ろの部分までの距離のことを言います。

タイヤより前へ後ろへはみ出た車体の部分をオーバーハングと理解して頂ければ大丈夫です。

ハンドルを切るとオーバーハングの部分が車を真っすぐにした状態よりはみ出でしまいます。

それにより接触事故を起こしてしまうのがオーバーハング事故です。

リアオーバーハングとは

リアオーバーハングと聞いたことがあるかもしれません。

オーバーハングには2種類あってフロントタイヤの前方部分のオーバーハングをフロントオーバーハング、後輪よりも後ろのオーバーハング部分をリアオーバーハングと呼んでいます。

基本的にオーバーハングはリアオーバーハングを指すことが多いです。

なぜならフロントオーバーハングよりリアオーバーハングの方が圧倒的に事故が多いからです。

フロントオーバーハングで気をつける場合はバックの時です。

バックの時にハンドルを切るとフロントオーバーハングが出ます。

オーバーハングと内輪差の違いについて

内輪差もよく聞く単語ですが、

内輪差はハンドルを切った方に車体が寄っていく現象で、オーバーハングは逆に車体の最後部が外に飛び出してしまう(ケツを振る)現象です。

内輪差についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

>>内輪差を極める!左折時のハンドルを切るタイミングやコツを掴む方法とは!

トラックのオーバーハングの寸法は!

オーバーハングの画像解説1

まず分かりやすくオーバーハングの距離を測りたいので車体は車線のギリギリまで寄せています。

この状態で右にハンドルを切ったま2~3メートル前に進んでみました。

すると隣の車線に完全に車体の後方部分が入り込んでしまいました。

これでは隣に車に確実にあたってしまいます。

オーバーハングの画像解説3

前方から見るとこのような感じです。

隣に車がいたらかなりの恐怖を与えてしまうでしょう。

オーバーハングの画像解説5

飛び出した部分の距離の寸法をメジャーで測ってみると数値は約70センチでした。

オーバーハングの画像解説4
オーバーハングの画像解説6

2、3メートル進んで最後方部は70センチも外にふってしまいました。

4tトラックのオーバーハングは何センチ?

4トントラックにもワイドロングや平ダンプタイプなど種類があり、大きさも様々です。

よって、同じメーカーでも車種によってオーバーハングの大きさも変わってきます。

トラックのオーバーハングの計算方法!

オーバーハングの計算方法は、内輪差の計算式で計算すると簡単です。

その際、ホイールベースの長さも関係してきます。

【ホイールベースの長さ×3/1=内輪差】

この様な計算式になります。

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バスのオーバーハングはどれくらい?

路線バスなども大型トラックと同じでオーバーハングに気を付けなければいけません。

例として、全長11メートルの車体のバスを運転する場合、およそ70㎝ほど後輪を中心に左右に振れてしまいます。

幅の狭い道路などを通行する時は一層の注意を払う必要があります。

大型車両が道を塞ぎ、身動きが取れなくなることは絶対に避けなければいけません。

オーバーハングの事故事例!

トラックで右折時のオーバーハング

トラックで右折をする時に隣の車線にいた車に接触するパターンです。

右折レーンの矢印信号を進行するときに隣の車両が止まっている場合では100%の過失になります。

左折も同様です。

狭い交差点では特に気をつけないといけません。

トラックホームからの発進時

トラックホームは大きなトラックがギリギリの距離で並んでいます。

ハンドルを早く切りすぎて隣のトラックのミラーをあてる事故は非常に良い多いです。

私も数回あてられた経験があります。

ちなみにあてたことも (^^;;

トラックが出るのに十分な距離がない現場ではハンドルを何回も切り返すなどして一回で出ようとしないことです。

サービスエリアの駐車場

サービスエリアでのオーバーハングによる接触事故もよくあります。

高速道路のサービスエリアもトラックホーム同様、非常に狭いので気を使います。

ここでも寝ている時にあてられた経験があります。

ガソリンスタンドの給油機(計量器)

意外にこの事故も多いんです。

やはり後ろをしっかりと見ずにハンドルを切るのが原因です。

ガソスタの給油機はかなり高価ですし火災などの二次災害の可能性もあります。

十分に気をつけましょう。

ガードレール

オーバーハングの画像

トラック運転手は路肩で休憩する場合があります。

寝ている間に前後をトラックで挟まれると出発できなくなります。

その際にガードレールにあててしまうケースも考えられます。

画像でもわかるようにハンドルを切りながら発信するとオーバーハングによりテールをガードレールにあててしまいます。

オーバーハングの事故の事例動画

引用:YouTubeより

オーバーハングの事故の動画がアップされていました。

大型トラックが左折時に右にいた車にあてた事例です。

このパターンではトラックは内輪差とオーバーハングの両方に注意しながら左折しないといけません。

状況的には隣の車との距離が狭い道なのでありがちな事故だといえます。

対策としては無理して左折せずに手前で待っていたほうが無難だったと思います。

オーバーハングの対策やコツ

オーバーハングでの接触事故を防ぐ対策は

急ハンドルを切らない
・出発時のサイドミラーの確認
ゆっくりと進みながらハンドルを切る
後方をミラーやバックカメラで確認

この4つはかなり重要です。

上の画像のように車線に寄り過ぎるのも危険です。

そして難しいのは内輪差との兼ね合いです。

オーバーハングばかりに気を取られると内輪差が疎かになりがちです。

右折時は右のバックミラーで内輪差、左のバックミラーでオーバーハングを確認しましょう。
左折時は左のバックミラーで内輪差を、右のバックミラーでオーバーハングを確認しましょう。

オーバーハングや内輪差などトラックの運転に関するコツやポイントを記事にまとめてみました。

こちらも併せてご覧ください。

私がやってしまったオーバーハング事故とは!

私自身が過去に経験したオーバーハング事故はレントゲンバスにあてたことです。

大変お恥ずかしい話ですがある大手の運送会社に荷物を積みに行ったときに私の積み込みレーンを横にぎりぎりでレントゲン車が止まっていたんです。

その会社の健康診断で一時止めていたようです。

積み込みが終わり出発しようとした私はレントゲン車のことを忘れてしまいハンドルを切った瞬間に「ゴゴゴッ」と凄い音と衝撃が伝わりました。

恐る恐るサイドミラーを見るとそこにはレントゲン車が!

私は現場の責任者にひたすら謝りました。

さらに怖いのはいくらくるか分からない修理代でした。

保険会社もレントゲン車の事故の修理は過去に経験がないとのことでした。

結局修理代は80万円で済んだのですが事故の弁金代として10万円の自腹となりました。

出発時のサイドミラーの確認を怠った典型的な事故でした。

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まとめ

まとめ

今回はオーバーハングについて説明させて頂きました。

オーバーハングは内輪差と同様に事故の原因となります。

急ハンドルを控えてじわじと進みながらハンドルを切りましょう。

そして感に頼らずミラーでしっかりと確認をすることです。

私自身も何度も経験した何時でもあり得る事故なので皆さんも気を付けて下さいね。

この記事がお役に立てれば幸いです。

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