ディーゼルの排気ガスを浄化する尿素SCRシステムに必要な尿素水のアドブルー。
ガソスタの店員やトラックドライバーなど自分で補給する人も多いです。
実は僕も自分で入れているんですが、こぼしちゃう時ってあるんですよね。
手に付いたり足に付いたりして大丈夫なのかなと不安になりますよね。
この記事ではアドブルーの人体への影響とこぼした時の対処法を書いています。
アドブルー(AdBlue)の成分!
アドブルーをもしこぼした時に体への影響があるのかどうかはAdblueの性質を見たらわかります。
アドブルーの成分は尿素と純水でできており体への影響はありません。
アドブルーの成分の割合は
尿素が32.5%で純水が67.5%です。
まずは尿素ですが実は尿素はスキンケア商品や医薬品などに使われているんです。
尿素自体には全く害はなくむしろ保湿効果があるなど化粧品にも使用されています。
なので人体への影響は全くありません。
次に純水ですが、これは水です。
不純物が非常に少ない水の事です。
なので人体への害もありません。
なのでアドブルーが手や足に溢れても心配する必要はありません。
アドブルーをこぼした時の対処法
体にこぼした場合
アドブルーが手や足にかかったら水道水で洗い流せば大丈夫です。
もし目に入ったら15分以上水道水で洗い流し
ましょう。
それでも違和感があるようなら眼科の受診をおすすめします。
室内でこぼした場合
室内でこぼした場合はきれいに拭き取りましょう。
シートにこぼしたら真っ白になるので、できたらシートを外して大量の水で洗い落とすのがいいです。
車両や金属類にこぼしたら
トラックや車、鉄やアルミなどにこぼして付着した場合は放置しておくと腐食する可能性があるので布で拭いたり水で洗い流しましょう。
アドブルーが人体に影響する場合とは!
アドブルーは基本的に無害ですが火災が発生した場合は有害になるおそれもあります。
アドブルーは160度以上の高温になるとアンモニアガスが出てきます。
アンモニアガスは強烈に臭いの強い気体でこれが粘膜に触れると熱傷になる可能性があります。
アドブルーの成分表について
アドブルーの成分表について色んなサイトを探しましたが参考になるような成分表がありませんでした。
発見し次第記事を更新させて頂きますね。
まとめ
今回はアドブルーをこぼした時の対処法と人体への影響について説明させて頂きました。
アドブルーの成分から言って基本的に害はないので心配する必要はないですが目に入った場合は気をつけましょう。
また火災などの高温に晒されると有害なガスが発生するので気をつけて下さい。
余談ですがアドブルーは危険物や毒劇物ではないので危険物取扱者の免許はいりません。
アドブルーがなくなった場合の対処法についてはこちらの記事からご覧になれます。
最後まで読んで頂きありがとうございます。