東名と新東名はどっちがいいのか?
皆さん色々調べて書かれていますが、実際に走って計測した人っていないんですよね!
東名と新東名は時間や距離、走り心地やメリット、デメリットなど比較の対象になりやすいです。
そこで長距離運転手の僕が実際に走ってみて時間、距離を計測してみました。
東名高速、新東名高速とは!
まず初めに東名高速と新東名高速について簡単に説明します。
東名高速とは、その名の通り東京と名古屋を結ぶ大動脈の幹線高速道路です。
東京と名古屋を中部地方を結ぶ高速道路は昔は東名高速と中央道しかありませんでした。
なので当時ドライバーの間では東名か中央道かの比較をしていました。
そこに近年新東名高速道路が開通しました。
新東名高速道路とは東名高速の御殿場から豊田を結ぶもう一つの高速道路です。
以前の新東名高速は御殿場から三ケ日JCTまでしか繋がっていませんでした。
現在は延長工事が進み伊勢湾岸道の豊田JCTまで繋がりました。
この新東名高速の開通により帰省時期の渋滞の緩和や事故発生時の迂回路、道の選択肢が増え非常に便利になりました。
名古屋方面から東京方面に行く時、または東京方面から名古屋方面に行く時に東名か新東名のどちらを走ったほうがいいのかがよく話題になりネットでも色々と公開されています。
しかし実際にレビューしているサイトってあんまりないんですよね!
そこで長距離トラック運転手の僕が職業をいかして実際の距離や時間を徹底的にレビューしていきます。
東名と新東名の距離や所要時間の比較(上り線)
まずは新東名高速の豊田JCTから御殿場JCTまでの距離や時間を計測してみます。
新東名高速上り 豊田JCT~御殿場JCT
今回は伊勢湾岸道から豊田JCTを通過して新東名に入りました。
豊田JCTで運行時間などを全てリセットしました。
豊田JCTでの僕のトラックの総走行距離は405363kmです。
数時間後、
豊田JCTを通過してから事故や渋滞もなくスムーズに走れ御殿場JCTに到着しました。
豊田JCTから御殿場JCTまでのデータはご覧の通り、
距離は214km
所要時間は 2時間20分でした。
東名高速上り 豊田JCT~御殿場JCT
次は東名高速で豊田から御殿場まで走ってみました。
前回と同じく伊勢湾岸道の豊田から東名高速に侵入しました。
豊田JCTで計器をすべてリセットしました。
この時点での僕のトラックの総走行距離は406478kmです。
数時間後、
今回も事故や渋滞もなく御殿場まで爽快に走れました。
東名高速での豊田から御殿場までのデータは、
距離は227km
所要時間は 2時間29分となりました。
東名と新東名上り線の距離や所要時間の比較!(豊田JCT~御殿場JCT)
上記のデータからまとめると、
新東名のほうが東名より
距離は13km短く
時間は9分ほど早いです。
(100km /hなら7分ほどです)
豊田JCT~御殿場JCT(上り線)
距離 | 所要時間 | |
新東名 | 214㎞ | 2時間20分 |
東名 | 227㎞ | 2時間29分 |
比較 | 13㎞ | 9分 |
東名と新東名の距離や所要時間の比較(下り線)
高速道路の上下線はほぼ平行しているので、似たような結果にはなりますが、せっかくなので下り線も計測してみました。
すると意外な計測結果がでました。
新東名高速下り 御殿場JCT~豊田JCT
首都高 3番線から東京ゲートをくぐり東名高速に乗りました。
順調に走りいよいよ御殿場JCTから新東名高速に切り替えました。
ここでメーターをリセットして計測開始です。
この時点での僕のトラックの総走行距離は405844kmです。
数時間後、
今回も事故や渋滞も無くスムーズに豊田JCTに到着です。
新東名の下りで御殿場から豊田までの距離と所要時間は
距離は214km
所要時間は 2時間20分でした。
新東名では上下線とも距離は同じ214kmでした。
東名高速下り 御殿場JCT~豊田JCT
最後の計測は御殿場から豊田まで東名高速で下ってみます。
御殿場でメーターをリセットしてスタートです。
時点での僕はトラックの総走行距離408116kmです。
東名高速は新東名高速に比べて交通量が少なく今回も順調に走れました。
数時間後、
豊田JCTに到着しました。
東名高速で御殿場から豊田までかかった所要時間と距離は
距離 225km
所要時間は 2時間27分でした。
東名と新東名下り線の距離や所要時間の比較!(御殿場JCT~豊田JCT)
上記の計測結果から下り線では
新東名のほうが東名より距離は11km短く
時間は7分ほど早くいけます。
今回の計測でわかった事は、上下線とも新東名高速は距離は同じですが、東名高速は下りのほうが 上りに比べて2キロ距離が短いです。
なので下り線に関しては上り線ほど時短の効果は少ないといえます!
御殿場JCT~豊田JCT(下り線)
距離 | 所要時間 | |
新東名 | 214㎞ | 2時間20分 |
東名 | 225キロ | 2時間27分 |
比較 | 11㎞ | 7分 |
新東名高速のメリットとは!
今回の計測結果より東名高速より新東名高速のほうが距離が短く早く走れることがわかりました。
距離が短いということは燃料代にも関わってきます。
それだけ走る距離が短いので使う燃料が少なくて済みます。
車の燃費によって違うでしょうが、11キロから13キロの距離なので約1リットルほどでしょうか。
更に新東名高速は比較的に新しい道路なので、道やサービスエリアなどの施設の新しいです。
直線道路も多いので走りやすいのもメリットの一つです。
新東名高速のメリットまとめ
・距離が短い
・時間の短縮ができる
・少しだけガソリン代の節約になる
・道路やSA.PAが新しい
東名高速のメリットとは!
今回は新東名のメリットが目立ちましたが、東名高速にももちろんメリットはあります。
最近は新東名を選ぶドライバーが多いので比較的交通量は東名のほうが少ないです。
なので東名のほうが快適にストレス無しに走れます。
事故発生時も東名高速は国道1号線やバイパスがすぐ近くにあり通行止めなどで下道におろされてもさほど困らないでしょう。
それとなんといっても景色が最高にいいです。
富士の辺りから見える富士山や由比海岸沿いの海の景色は走っていて気持ちいいです。
家族でレジャーを楽しむ方には東名高速のほうがおススメです。
東名高速のメリットまとめ!
・交通量が少なく走りやすい
・事故の時の対応が楽
・景色がいい
高速料金について!
東名高速と新東名高速どちらを走っても乗り口と降り口が同じ場合は高速料金は変わりません。
要はどちらを走ってきたかというだけです。
さいごに
今回は東名と新東名どっちがいいのかを徹底的に比較、調査してレビューしてみました。
たしかに新東名のほうが距離では十数キロ短く早く走れました。
しかし時間にして10分もかわりません。
少しでも急いでいる方は新東名をおススメしますが、どちらにもメリットやデメリットがあります。
道路状況やその日の気分レベルでどちらを行かれても良いとおもいます。