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ヘッドライトのインナーブラック塗装の工賃相場は?車検大丈夫?

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ヘッドライトインナーブラック塗装 ドレスアップ/装飾品
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ヘッドライトのインナーブラック塗装とはなにか知っていますか?

今回は、わかるようでわからないヘッドライトのインナーブラック塗装について解説していきたいと思います。

そもそもインナーブラック塗装ってなんのことなのか、車検時についてや明るさなど気になることをお話しますので、最後まで是非ご覧ください。

 

ヘッドライトのインナーブラック塗装とは!

 

「インナーブラック塗装」とは何だ?

まずそこからご説明しますね。

インナーブラック塗装とは読んで字のごとくヘッドライトのインナーパーツを黒く塗装して車の顔つきを引き締めるためのドレスアップカスタムとなります。

 

ヘッドライトのインナーブラック塗装は車検大丈夫?

 

車検は全く問題ありません!

車検の際のヘッドライトの検査項目はおおまかに以下のようになります。

 

・ヘッドライドの明るさ

・ヘッドライトの発光色

・ヘッドライトの照らす角度

・ヘッドライトのレンズ部の状態

 

この4点が挙げられます。

明るさ、発光色に関してはインナーパーツの塗装のみで発光部を直接塗装するわけではありませんので問題ありません。

照らす角度と、レンズ部の状態に関してはインナーブラック塗装施工後の復元の際に気を付ければ大丈夫です。

 

ヘッドライトのインナーブラック塗装すると暗くなる?

 

暗くはなりませんので安心してください。

ヘッドライトの照射方式には大きく分けて2種類あります。

 

リフレクターヘッドライト

 

1つ目はヘッドライトユニット内部のリフレクターに反射さて前部に照射する方式でリフレクターヘッドライトといいます。

 

プロジェクターヘッドライト

 

2つ目はヘッドライトユニット内部にプロジェクターという球体のレンズがあり、そのレンズ内部からの発光をレンズに反射させて前部に照射する方法のプロジェクターヘッドライトです。

 

この2種類の照射方式どちらであっても、リフレクター部とプロジェクターのレンズ部を塗装しない限りは暗くはならないということになります。

 

ヘッドライトのインナーブラックのデメリットは

 

ヘッドライトのインナーブラックのデメリットは、金額が高い、やり直しができないというのがあります。

ヘッドライトのインナー加工は、車両に着いているヘッドライトを外し、ヘッドライトを分解(殻割り)をしてから、インナーパーツの塗装を行います。

その後、組み付けを行い、最後にヘッドライトの光軸調整を行い完了です。

この中では、特にヘッドライトの分解が大変で、初心者が作業するとヘッドライトを破損する可能性が大いにあるほど、技術と経験が必要になります。

また、ヘッドライト内は、かなり高音になるので、通常の板金塗装のような塗装とは異なる塗装を行う必要があります。

このように、工程の多さや、高い技術や経験が必要なことから、インナーブラック加工の費用は高額になります。

インナーブラック塗装は、やり直しが効かないといった点もデメリットです。

ブラックでも、艶あり、艶なし、濃いめのブラック、薄めのブラック…など種類は様々です。

仮に1度塗装をすると後戻りできません。

業者に依頼する場合は、しっかり打ち合わせをして依頼しますが、完成後に「思ってたのと違う…」となった場合でも、やり直しができません。

仮にやり直すとすれば、更に費用がかかることになります。

ヘッドライトのインナーブラック加工は、デメリットもしっかり理解して依頼しましょう。

 

ヘッドライトのインナーブラック塗装の工賃相場は?

 

ヘッドライトのインナーブラック塗装の工賃相場は、30,000~50,000円ぐらいです。

これには、ヘッドライト左右分解・組み立て・インナーブラック塗装が含まれます。

インナーブラック塗装は、特殊な塗料を使用して塗装を行います。

少しでも安く済ませたい方は、自分でヘッドライトを分解または組み立てを行いましょう。

業者の料金表には、分解のみ、分解+組み立てと別れているので、組み立てを自分で行えば少し安くなります。

ただし、ヘッドライトの組み立てには技術と経験と知識が必要なので、注意しましょう。

 

ヘッドライトをDIYでインナーブラック塗装する方法や手順とは

 

ここでは実際にDIYでインナーブラック塗装を行う手順を紹介します。

 

①ヘッドライトを車両から取り外す。

②外したヘッドライトの殻割りを行い分割する。

(※殻割りとは、ヘッドライトの基本構造として、ヘッドライトのハウジング部分とレンズ部分の間に防水処理のためにシーリング剤というものが充填されています。
そのシーリング剤をドライヤーなどにより熱を与えて剥がすか、カッターなどを使用して剥がしてヘッドライトを分解することを殻割りといいます。)

③更に分解してインナーパーツ単体にする。

④塗ってはいけない部分(リフレクター部など)にマスキングを行う。

⑤ヤスリ(600番ぐらい)で表面の塗装を落とす。

⑥プライマーサーフェサー(グレー)を塗り、乾いたらヤスリ(800番ぐらい)で下地を整える。

(※プライマーサーフェーサーとは、プライマーとサーフェーサーというものを組み合わせて作られた下地塗装用の塗料となります。

プライマリサーフェーサーを塗布することによって、塗装の密着性を上げる効果や、発色が良くなる効果などがあります。

上記でグレーを塗布する理由としては他にホワイトなどのプライマリサーフェーサーもありますが、上塗りが黒色の場合、グレーのプライマリサーフェーサーの方が発色が良いからです。)

⑦黒の塗料で塗装を行い、乾いたらヤスリ(1000番ぐらい)で表面を均す。

ここで塗装は完了!

…でもいいのですが、お好みでこの上からクリアー塗装を行うと艶が出ますので仕上がりを確認して艶があった方がいいなと思ったらチャレンジしてみて下さい。

⑧ヘッドライトの殻戻しを行い復元する。

(※殻戻しとは、殻割りで剥がしてしまったシーリング剤を新たに充填し直す作業のことです。

この時に必要な工具は「ブチル」と呼ばれるシーリング剤と「コーキングガン」になります。

いずれもホームセンターなどでお買い求めいただけます。)

⑨ヘッドライトを車両に取り付けた後に動作の確認をする

 

以上の9工程になります!

 

DIYでインナーブラック塗装する時の注意点は

 

・殻割りの際にレンズを傷つけないように気をつけましょう!

・インナーパーツは細くなっている部分もあるので割れないように慎重に取り扱いましょう!

・塗装の前にしっかりと塗ってはいけない部分にマスキングをしましょう!

・塗装の基本として、しっかりと乾燥させてから次の工程へ進みましょう!

・ヘッドライト内部の水分は故障の原因となりますので殻戻しはしっかりと行って下さい。

殻戻し後ブチルを塗ったあたりからシャワーなどをかけてレンズ内部に浸水しないか確かめましょう!

(※ヘッドライトハウジング裏側には通気孔という内部の湿気を逃すための小さな孔が空いていますので、水をかけるのはブチルを塗布したところだけにして下さい。)

・ヘッドライトを車両に取り付けた後はしっかりと動作するか確認しましょう!

 

注意点としては以上の6項目となります。

 

まとめ

 

今回は 「インナーブラック塗装」 について解説させていただきました。

工程と注意点が多いですが、ご自身でDIYにより作業可能なことがわかっていただけたと思います。

ちなみにインナーブラック塗装を業者に車両持ち込みですべてお願いした場合、60,000円以上かかるところがほとんどのようです。

ご自身でDIYを行えばドライヤーやカッターとブチルとコーキングガンとマスキングテープとプライマリサーフェーサーと上塗り用の塗料があれば施工可能ですので、ものにもよりますが、おそらく高くても2万円以内に収まると思います。

ぜひDIYでインナーブラック塗装に挑戦してみて下さい。

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