ドライバーの仕事にも接客を伴うものやそうでないものと種類があります。
今回はその中のルート配送ドライバーの仕事について解説していきます。
そもそもルート配送とは、決められた場所に決められた荷物を決められた時間に届けるのが仕事です。
コンビニやスーパーなど行く先はさまざまですが、長距離ドライバーと違って毎日決まった場所へ行き仕事をします。
どんな人がルート配送に向いているのか、向いてない人の特徴についてなど、自分はどのタイプに当てはまるのかを考えながら読んでみてください。
ルート配送のメリット5選とは
ルート配送とは冒頭でご紹介した通り、毎日決まったコースを配達する仕事です。
ルート配送には以下のメリットがあります。
安定して働ける
まずルート配送は契約を切られない限り必ず決まった仕事があります。
明日の仕事がまだ決まっていない等の心配がありません。
確実に仕事があるということは安定した収入が見込めるということです。
配達するコースが決まっている
配達するコースが決まっているので、地図を見ながら行ったことのない現場に行くのが苦手な方にはおすすめの仕事です。
ドライバーにはチャーター便などフリーの仕事が好きなドライバーと、定期便などの決まったコースを走りたいドライバーの2極に分かれます。
フリー便に関してはこちらの記事を参考にされて下さい。
配達する件数が決まっている
もちろん定期のルート便なので配達する件数もある程度決まっています。
ある程度というのは、日によって注文の出ない現場もあるので多少ですが、回る件数は変わります。
配達する件数が決まっているので、仕事が終わる時間も予測がつきやすいです。
顔馴染みのお客さんができる
毎回同じ現場に行くと、その店のお客さんと顔なじみになります。
仲良くなると多少のこと(荷物のダメージ等)は見逃してくれたりするケースもあります。
簡単に言えば「なぁなぁ」の関係になれるということです。
電話番号も交換して、より仕事がしやすくなります。
覚えてしまえば単純作業
ルート配送は慣れれば、全てが同じことの繰り返しの単純作業になります。
覚えてしまえば、勝ちです。
あとは毎日毎日、継続をし続けることで安定した給料を得ることができます。
ルート配送のデメリット4選とは
逆にルート配送のデメリットはどうでしょう。
ルート配送のメリットを逆にしんどいと思う方は、メリットがデメリットになります。
毎回同じコースで飽きてくる
メリットの所で少し触れましたが、同じコースばかり配達することが苦痛になってくるドライバーがいらっしゃいます。
もっと色んな所に行ってみたいという方ですね。
そんな人にはフリー便がおすすめです。
時間指定がきつい
現場によっては時間指定が付く場合があります。
例えば朝一に持ってきてほしい現場が5件以上あったりですね。
複数の件数を配達するルート配送の時間指定は精神的にも焦ってしまい運転にも影響がでます。
指定時間への焦りからスピード違反をしたり安全確認が適当になるなど危険度が増す可能性があります。
配達件数が多い
ルート配送は一日で20件~30件も配達するコースもあります。
小口の荷物を何十件も配達するのはかなりきついです。
あまり件数を運びたくない方は4トン車や大型車での仕事がおすすめです。
とにかく忙しい
ルート配送は多数のお客さんを抱えています。
荷物の積み込みや現場での荷下ろしの他にも、運転中にも催促の電話がきたりなど、とにかく忙しいです。
単調な仕事ではありますが、結構ハードは仕事でもあります。
「積み込みが終わったら、のんびりドライブがてらに現場まわり」なんて思っていると大変な目に遭う可能性もあります。
ルート配送に向いていない人はこんな人
こんな人はルート配送には向いていません。
フリー便や他のドライバー職を考え直すことをおすすめします。
①飽き性の人
とにかく飽き性な人は止めておくことをおすすめします。
ルート配送は一旦コースをもらってしまうと中々そのコース(仕事)を抜けることができません。
その理由は人員の確保もさることながら、他のドライバーから「あいつはケツを割った」と言われるからです。
同じ仕事、同じコースを数年間、もしくは会社を辞めるまで走り続けるのが、きついと思う方はその辺をよく考えましょう。
②接客やコミュニケーションが苦手な人
ルート配送はお客さんとのコミュニケーションが必要になってきます。
現場によっては「嫌なやつ」も必ず存在します。
そのような人間と毎日顔を合わせるのが嫌な方には少々きつく感じるかもしれません。
言われたことをまともに受けて腹を立てる人にはルート配送は向いていません。
③渋滞や催促の電話にイライラする人
上記の通り、ルート配送はとにかく時間指定が付いたり、お客さんから荷物を催促されることが多いです。
ただでさえ焦っている所で渋滞にハマったら最悪です。
イライラがつのり運転が荒くなったりする方もいます。
基本的に「時間を守らなきゃ」とか「時間に間に合わせたい」という真面目な気持ちが大きいわけで、それ自体はいいことなのですが、それによってイライラしてしまう方には向いていないと思います。
ある意味、仕方がないと諦めれる方の方が向いていると言えるでしょう。
ルート配送ドライバーに向いている人はこんな人!
ルート配送に向いている人はズバリこんな人です。
①車が好き・運転が好きな人
ドライバーの仕事は荷物を積んだり降ろしたりに加えて毎日トラックを運転します。
運転が好きな人じゃないと運転することが不安要素となり続けるのはつらく感じるかもしれませんね。
ルート配送ともなれば、毎日同じ道を通るので街の雰囲気や季節の移ろいを感じることもできます。
運転が好きなドライバーはこんな小さなことでも仕事に楽しみを見つけて頑張っています。
②毎日決まった時間に仕事を終えたい人(残業したくない人)
ルート配送は納品する時間や場所が常に決まっているので労働時間を超えることはほぼありません。
もちろん、配送する商品や時期によって多少の残業は出てくるかもしれませんが、少しでも残業したくない人は事前にしっかりチェックすることをおすすめします。
③安定した収入が欲しい人
長距離ドライバーは毎日行く先が違う分、給料も増減します。
メリットでもありデメリットでもあるので何を重視するかは人それぞれですよね。
その反面、ルート配送ドライバーは行く先・作業内容は毎日同じで給料もほとんど変わりません。
安定した給料を一番に重視するなら、ルート配送ドライバーがおすすめです。
④会社の雰囲気が苦手な人・個人で仕事をしたい人
会社に属して仕事をしている以上は会社員の括りなわけですが、上司や先輩後輩が常にいるオフィスで丸1日作業する環境とは違います。
基本的に現場へ向かうところから会社に戻るまでは1人で仕事をこなすので、上司の視線を気にすることもありません。
運転中は音楽を聴いたりラジオを聴いたりしてリラックスできるとドライバーは良く言います。
⑤責任感のある人
ドライバー以前に社会人として当たり前のことですね。
ルート配送は仕事中基本的に1人なので商品の管理や時間など責任を持って作業することが重要です。
⑥ルーティンワークで効率的に仕事ができる人
毎日同じ場所で同じ事を苦にならずにできるかが大事です。
長距離ドライバーを選ぶ人はいろんな場所で仕事をしたいと思う人が多く、ルート配送を好む人はルーティンワークを得意としています。
自分はどっちが向いているのか考えてみましょう。
失敗しないルート配送ドライバーへの転職のコツ
人手不足の運送業界は今どの会社も人材を欲しがっています。
今はドライバーが会社を選べる時代と言っても過言ではありません。
そこで良い会社を見つけるコツがエージェントの利用です。
現在では転職エージェントからドライバーに転職するケースが主流になっています。
数多くの会社が存在する運送業界では個人が面接のみで会社を決めてしまうのは危険を伴います。
そのなかでもおすすめのエージェントがリクルートエージェントです。
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さいごに
今回はルート配送の向き不向きについて解説しました。
みなさんはいくつ当てはまりましたか?
自分の長所や得意とするものがわかればどんな仕事が向いているのかわかると思います。
ルート配送ドライバーが気になった人は是非チャレンジしてみてください。