コンビニ配送の仕事を見かけたことがあると思いますが、みなさんはどんな印象を持っていますか?
簡単そう、大変そう、楽そう、考えたこともない等いろんな意見があるでしょう。
コンビニ配送と一言で言っても、手順やマニュアル、やり方が商品ごとで違うので意外と奥が深い仕事です。
今回はコンビニ配送の冷凍便(冷凍食品配送)について解説していきたいと思います。
1日の流れや労働時間について気になる方は是非参考にしてみてください。
定温便、常温便についてはこちらの記事で詳しくご紹介しています。
コンビニドライバー(冷凍便)について
コンビニ配送は商品ごとに便が違い、大きく3つに分けられます。
◎常温便
◎定温便
◎冷凍便
この3つに分けられますが、パンはパンだけで配送している事(会社)も多いのでジャンルは4つと括るドライバーもいます。
また、パンは定温便で一緒に運ぶこともあります。
冷凍便は主に、アイスクリームや冷凍食品類を納品する仕事になります。
冷凍便の1日の流れとは
冷凍便の配送の1日の流れを紹介します。
ステップ | 業務内容 |
---|---|
1. 出社 | – アルコールチェック – トラックの点検 – ドライブレコーダー・デジタルタコグラフの設定 |
2. 移動 | 商品が置いてあるセンターへ移動 |
3. 朝礼・準備 | – 朝礼に参加 – 伝票を確認しながら商品の積み込み |
4. 配送業務 | – 最初の納品店舗へ移動 – 約25~30店舗を回り、納品を繰り返す |
5. 帰社 | – 会社へ戻る – アルコールチェックを実施 |
6. 業務終了・帰宅 | 業務終了後、帰宅 |
簡単ですが、冷凍便の1日はこんな感じで進みます。
定温便や常温便と違って、1日に納品する店舗数がかなり多いです。
冷凍便の特徴や労働時間とは
冷凍便の特徴は、定温便や常温便とちがって納品店舗数が一番多いのが大きな特徴です。
25~最大30店舗まで1日に回って納品します。
冷凍車は-20度に温度管理がされていて、アイスクリームや氷、冷凍食品、フライヤー商品を積み込みます。
納品する際に、荷台の扉を開けた状態で作業するので当然温度が上がってしまいます。
これだと全ての商品をダメにしてしまうので、温度調整をしながら配送しないといけません。
夏場なんかはアイスや氷が良く売れる時期なので、物量もかなり多いです。
季節によって物量の差が一番大きいのは冷凍便だと思います。
また、労働時間ですが会社によってそれぞれ違いはありますが、だいたい午後出勤から12時間勤務が多いです。
これは定温便も常温便もほぼ変わらず12~13時間労働で同じような感じです。
冷凍便の積み込みや納品方法とは
冷凍ものの商品を扱うので、保冷効果のあるバッグがついたオリコンを仕様します。
アイスクリームや冷凍食品を保冷バッグに入れて、それをさらにオリコンに入れます。
荷台の奥から順番に積み込んでいきます。
配送店舗順に積み込むので、一番最後の店舗は一番最初に積み込みます。
荷台を開けた時、手前にあるものから降ろすので一番最初に配送する商品は一番最後に積むという事になります。
ちょっとわかりにくいかな…
物量が少ない時は荷台の半分までの高さに揃えて積み、多い時は高く積めるだけ積みます。
最後に荷崩れを防ぐラッシングベルトをしっかり固定して万が一の輸送事故対策をします。
納品の仕方ですが、店舗に着いたら納品まではスピード勝負です!
トラックの温度も上がってしまうし、商品も溶けちゃうのでとにかくテキパキ行動します。
定温便や常温便とはちがい、時間との戦いなので店員さんが配送員に気付いていなければ声かけをして呼びます。
店員さんはすぐに陳列を始めます。
挨拶や声かけはしっかりと!
冷凍車はきつい?
きついと感じるのは、やっぱり拘束時間ですね。
これに関してはもう、ドライバー全体にいえることなのでしょうがないのかなとも思います。
出勤の時間帯も午後からなので終わる時間もその分ズレます。
勤務する時間帯と作業内容は慣れてくればそこまで大変ではない気がします。
あとは、運行便数の変更があった時はさすがにきついですね。
普段1便で終われるところを急遽2便となるとしんどいしんどい…
やっと終われた時に同じことをまたやると考えたら気が遠くなりますよね。
食品配送はきつい?
食品配送の仕事は運送業の中でもそこまできつい仕事内容ではないと思います。
ただ、運転⇒積み降ろしの繰り返しなので同じ作業を繰り返すことが苦手な人には向いていないかもしれませんね。
コンビニドライバーに必要な免許とは!
コンビニ配送に使われているトラックは主に3トントラックです。
2007年以前に普通免許を取得した人は普通免許で運転する事が出来ます。
ところが法が変わり、2007年6月2日以降に普通免許を取得した人は普通免許でトラックを運転する事ができなくなりました。
準中型免許限定解除、準中型、中型、大型、この中のどれかを取得しないと運転する事が出来ません。
コンビニのルート配送(冷凍便)を探すなら
コンビニのルート配送はセブンイレブンやファミマ自体がトラックを所有しているのではなく、運送会社が仕事を請け負って配送しています。
同じコンビニのマークが入ったトラックでも運送会社が異なる場合もあります。
ここからがかなり重要で仲介している会社が何社入っているかによって運賃が変わってきます。もちろん運賃が変われば貰えるお給料や労働時間も変わってきますよね。
ですので会社を選ぶ場合にはトラックのキャビンの横に書いてある会社名を調べてからリサーチするのもいいでしょう。
しかしトラックを1台1台調べるわけにもいきませんので転職サイトを利用するのが定番になっています。
中でもリクルートエージェントは老舗サイトで登録企業数が多いです。
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気になる給料や労働時間の確認や交渉までサポートしてくれます。
自分の希望を伝えれば条件に合った会社を探しもらえるので便利です。
コンビニ配送をするのであればコンビニの配送業務以外の仕事もある大手の運送会社を探した方が絶対に後々いいです。
コンビニ配送が嫌になっても他の業務に移動できるからです。
できれば大型トラックや長距離の仕事も幅広く持っている運送会社がベストです。
このような会社を自分で探すのは大変なのでエージェントに頼んでおくと簡単に探すことができます。
もちろん無料で利用できます。
是非ご活用下さい。
さいごに
コンビニ配送・冷凍便編いかがでしたか?
ここまで定温便・常温便・冷凍便とご紹介してきましたが、どれもそれぞれ作業内容が違います。
やる気さえあればやりがいの感じられる仕事です。
今回の記事が少しでもコンビニ配送ドライバーの仕事に就きたい人の参考になれば嬉しいです。