現在、私たちの生活の中で欠かせなくなってきているのが、インターネットでの買い物です。
食べ物、衣服、おもちゃ、家具、家電など今はネットで購入することが可能になりました。
物凄く便利ですよね、わざわざお店に行かなくていいのだから!
しかしそれらの裏には必ず大型のトラックを運転してくれている運転手さんがいます。
そんな運転手さんにとっていい環境になったのが荷待ちの記録義務!
でもそれってどういうものなの?
そして、荷待ち時間は休憩時間として扱われるのか疑問ですよね。
今回はそんな疑問を簡単にお話していきます!
大型トラックの荷待ち時間とは何?
荷待ち時間とは、ドライバーが荷下ろし先の会社で荷物を降ろせずに待たされている時間のことを指します。
会社がまだ開いていない、荷物を降ろすトラックがいっぱいで順番待ちになっている状態のことも待ち時間に入ります。
荷待ち時間は休憩になる?
荷待ち時間は基本的に労働時間に当たります。
『荷待ち』と聞いてだいたい想像するのが、その現場のその場所で『待機』ということです。
自分が納品する現場に到着したとき、自分より先に数台のトラックが到着して荷降ろしをしていた場合、自分の番が回ってくるまでその場で待機することがほとんどです。
荷待ちはこのパターンが一番多いのではないでしょうか?
これは、その場所に拘束されているのと同じなので休憩時間ではなく荷待ち時間となります。
休憩時間はどこへ行こうと自由ですので、拘束されているのと同じ状況の場合は休憩時間には当たりません。
大型トラックの荷待ち時間は記録義務付け
現在はこの荷待ちの時間の記録が義務となっています。
理由は、今まで荷待ちの時間は厳密に言えば運転手さんは運転していないし、特にすることがないので、その時間が仕事時間とはされていませんでした。
そのせいで、荷待ちの時間分さらに働かないと行けない状況にありました。
それにより、過労働という現状がありました。
しかし、今回のこの義務付けで運転手さんにとっては働きやすい環境になっているはずです!
トラックの待機時間は別料金?
義務付けが行われるとともに「待機時間料」というのもしっかり出来ました。
荷待ちの間はおそらく、人によっては休憩時間と思う人も多くないはず。
しかし、待っている間どこにも行けず、いつ運転を要求されるかわかりません。
なので、荷待ちはあくまでも休憩時間ではなく、待機時間ということで新たな決まりが出来ました。
この待機時間が出来たことにより、指定場所の人たちは早く荷物を効率的に降ろすようになり、運転手さんの拘束時間を減らす狙いです!
トラック運転手で年収アップをするならこちらの記事に詳しくご紹介していますのでご確認下さい。
トラックの待機時間ドライバーは何してる?
基本的には文字通り待機しています。
待機というとやはり休憩と思われるかもしれませんが、実際のところは違います。
指定場所で待機しているのは、指定場所で自分の順番が来るまで待ち、自分の番が来たらトラックを運転させなければいけません。
その待機は数分から何時間もかかる場合もあります、理由は指定場所の都合だったり、同じように運んできたトラックがいるからです。
なので基本的にはそんなに動くことはないですが、いつ自分が呼ばれてもおかしくないので常に気を張っていなければいけません。
これを休憩というのは違うんじゃないか、という意味合いもあり先程の様な休憩時間から待機時間というような正式な名前が付けられました。
さいごに
私のようにこうやって言葉にするとすごくいい環境になってきているというイメージもあると思いますが、現実はまだまだ大変なようです。
現実、大型トラックのドライバー不足はまだまだあり、もっとドライバーさんにいい環境を作るのも必要かもしれません。
ネットで買い物などがどんどん進化するのであれば、もっとドライバーさんが必要になります。
ぜひ、もっとみなさんが働きたいと思い、現役のドライバーさんが続けたいと思える環境になって欲しいものですね。