こんにちは。
長距離トラック運転手のイッシーです。
今回はドライバーが気をつけないといけない交通事故以外の事故をいくつか書いてみたいと思います。
交通事故は命に直結する危険な事故ですが、ドライバーという仕事をしていると、交通事故以外にも様々な気をつけないといけない事故があります。
ドライバーで年収アップしたい方はこちらの記事で詳しくご紹介していますのでご確認下さい。
フォークリフトは意外と怖い !
フォークリフトはそこまで大きくもないため、意外と軽くみられがちですが、実はかなり重くとても危険が多いんです。
実際に、鉄板の入った安全靴を踏みつけるとどうなるか実験をした動画がYouTubeにありますが、あれだけの安全靴も一瞬でボロボロになるほどです。
うっかりミスは許されません。
フォークリフトでよくある荷物事故とは
よくある荷物事故は、やはりフォークリフトの先で荷物を突き刺してしまうことです。
分かってはいるものの、この手の荷物事故はとても多く起こります。
フォークリフトの死亡事故/2020
フォークリフトの事故は、これだけ危険とわかっていながらもなかなか減らずというのが現状です。
実際に現場での死亡事故もあり、運転者の後方の確認不足で後退してきたフォークリフトに轢かれ男性作業員で亡くなった方が居ました。
最も最近では、2021年1月4日に父親が経営している中古車販売会社で、娘2人をフォークリフトのフォーク部分に乗せ旋回して遊ばせていたところ、誤って振り落とし引いてしまうという事件です。
フォークリフトのフォーク部分に乗せる行為はまず考えられません。
娘さんの1人が亡くなられたようですがとても痛ましく悲しい事件です。
本来の用途で使用する時でさえとても危険が伴うのに、フォークリフトで遊ばせるなんて絶対にしてはならないことです。
フォークリフトの転落事故!
トラックの運転手は現場によってはフォークリフトに乗らないといけない事があります。
もちろんリフトの免許もドライバーにとっては必需品になります。(会社による)
リフトで人や荷物を突いたり踏んだりするのも怖いですが、リフトの事故で最も怖いのがフォークリフトの転落事故です。
バックして、そのままホームの下に転落するという事故です。この事故を起こすと死亡率はかなり高いです。
フォークリリフトは以外に重く、普通現場にあるリフトは車両重量は2トンから4トンほどあります。
荷物を持つと更に重くなるわけです。小さいながらに車より全然重いんですね。
これでホームの下に転落したらどれだけ怖いか想像できますよね。
実際にフォークリフトの転落事故で死んだドライバーやホーム作業員はかなりいるんです。
ホームの上でのリフト操作は特に気をつけないといけません。
フォークリフト事故の最近の例は
代表的な事故の例としてまず転倒及び激突の事故です。
スピードを出しすぎてしまったことで、カーブで曲がりきれず、フォークリフトが転倒してしまうという事例や、柱や荷物が積まれている棚に、不注意やスピードの出しすぎで激突するといった事例が非常に多いです。
他にも、高所でフォークリフトを操作していた際に、段差に気づくことができず、段差でバランスを崩して転落するなどの事故も、倉庫内ではかなり多い事例となっています。
フォークリフトの転落防止対策とは
フォークリフトの転落防止はまずは歯止めをしっかりすることです。
輪止めをしていなかったらトラックが勝手に動いてしまう可能性があります。
これは非常に危険なことです。
大型トラックをホーム付けした時は必ず輪止めをして下さい。
そしてホーム上でのリフトの運転する際はバックを必ず見ることです。
リフトの転落事故はほとんどがバックで転落しています。
フォークリフトの運転や積み込みのコツに関してはこちらの記事で詳しく説明しています。
>>フォークリフトの運転や積み込みのコツを画像付きで徹底解説!
フォークリフトの突き刺しで自腹?
荷物事故とはお客さんの荷物を破損したり、壊したりすることを荷物事故といいます。
ダンボールケースが少しめくれてしまう小さな荷物事故から数百万円も請求が来るような大きな荷物事故まであります。
リフトで荷物を突き刺したり倒したりする場合もあるし、上に積まれた荷物の重さで下の荷物を潰してしまうこともあります。
このような事故をなくすには積み込み時にしっかりと積んだり、軽い荷物は重い荷物の上に積むなど、ある程度の経験が必要になってきます。
リフトのツメも深く差し過ぎないように注意しましょう。
荷物事故は会社によってはドライバーに自腹請求される事もあります。
自腹についてはこちらの記事で詳しくご紹介しています。
フォークリフトの突き刺し防止対策は
フォークリフトの突き刺し防止対策には、会社側とオペレーター側の両者の意識が必要です。
会社側ができる突き刺し防止対策
1.リフトの爪にラインを書く
リフトの指し過ぎによる事故の防止です。
例えば1×1のパレットならこの位置で目一杯ですなど、どこまで爪を指していいのかの目安になります。
2.荷物にコーナー板を置く
次に荷物の角にコーナー板を置くことです。
もし爪が当たってもコーナー板がガードしてくれます。
ドライバーができる突き刺し防止対策
1.あせらない
まずはあせらないこと!
リフト運転者の中には、あんな狭い現場をアクセル全開でバンバン飛ばす方もいます。
当然操作も雑になるので事故の可能性が上がります。
慎重に操作、そして運転を心掛けましょう。
2.確認する
次に1にも2にも確認です。
- 差し込み過ぎの確認
- 対象になる荷物の向こう側(奥)にある荷物も意識する
- 差し込み時にしっかりと爪の先端が差し込み穴に入っているか?
- 爪が斜めになっていないか?
こちらの4点を最低限守っていれば突き刺し事故のリスクはほぼありません。
意外と多いのが爪が斜めになっていることによる突き刺しです。
せっかく差し込み穴にツメが入っているのに、パレット穴の途中で爪が荷物を突き上げてしまいます。
荷物が紙袋だとそれによって破れて中身がサラサラサラっとこぼれてきます。
よくある荷物事故の事例です。
大型トラックのホーム付けが重要
雑貨の仕事ではトラックの後ろの扉(カンノン)を開けてホームに接車します。
そこの間の隙間に足を突っ込んでしまう事故がたまにあります。
ここの隙間に足を突っ込んでしまうわけです。
写真のように普通はトラックとホームの間は鉄板を置いて台車やリフトがトラックの中を出入りできるようにします。
その鉄板を引いてるつもりで歩いてしまい、足をスポッと踏み外してしますわけです。
これは大変な大怪我をする時があります。
私も経験がありますが、スネを思いっきりけずったり股が裂けたりしました(^-^;
大型トラックのホーム付けはあまりホームから離れ過ぎないようにしましょう。
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管理人のイッシーです。
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まとめ
今回はトラックの交通事故以外に気をつけないといけない事故について書いてみました。
特にフォークリフトは危険中の危険です。
自分だけでなく相手や荷物にも大きな損害や傷害を与えてしまうからです。
この他にも様々な事故が発生する可能性があります。
運送会社では荷物事故やトラックの事故はいまだに自腹の会社が多いです。
起こりうる状況を常に想定して事故が起きないような仕事をすることを求めらます。
安全第一で頑張りましょう^ ^