トラックドライバーとして仕事をするうえで、対人関係が少ないという理由で選ぶ人も少なくありません。
誰しもコミュニケーションが得意なわけではありませんので、人それぞれ向いている仕事向いていない仕事はあるでしょう。
では、アスペルガーの症状を抱えている人はトラックドライバーに向いているのでしょうか?
今回は、アスペルガーの人はトラック運転手になれるのかについて解説していきたいと思います。
アスペルガーでもトラック運転手になれるのか
症状の大きさにもよりますが、基本的にお勧めすることはできません。
絶対になれないというわけではありませんが、危険のリスクを考えると避ける方が好ましいと考えられます。
特に、運転手となると瞬時の判断が必要になります。
また、危険察知能力も必要になりますので他人を怪我させないという観点からもお勧めできません。
特に、アスペルガーの人で反応が人や衝動性がある人は十分に注意が必要になります。
近年は、煽り運転の増加など運転手もモラルも問題視されています。
さらには、交通が発達しているからこそ、自転車やバイクなど予想ができない状況に巻き込まれるケースが多くなります。
また、子供の飛び出しも年々急上昇しています。
スケートボードや自転車など子供の乗り物の多種多様になっています。
思いのほかスピードが出る乗り物もありますので急に飛び出してくるケースが増加しています。
そういった事情もありますのでおすすめはできません。
しかし、軽い症状の人につきましては、問題はないと思います。
日本社会においては、増加傾向になっているアスペルガーは本人が気づいていないケースもあります。
しかし、海外の研究では、発達障害傾向のあるドライバーの事故率が高いという研究結果が多数報告されています。
自分の命や他人の命を守るために避ける職種の一つです。
リスクの問題になりますので、近場やいつもの道などがあれば問題ないこともあります。
アスペルガーの人はトラック運転手がおすすめ?
おすすめしません。
上記にもお伝えした通り社会変化に伴って交通事情も大きく変化しています。
これまで以上に判断能力が必要になっていますので非常に危険が伴います。
いくら車やトラックの安全機能が向上していても鉄の塊に変わりはありません。
非常に危険です。
信号を見過ごしてしまう、興奮状態になる、注意が散乱してしまうなど多数の事故報告が出ています。
軽蔑しているわけではありませんが、非常にリスクがある職業になります。
また、アスペルガー以外の人でも危険が伴う職業ともなっていますので慎重な判断が必要になります。
本人の症状でコミュニケーション能力にだけ問題ある人は、トラックの運転に向いている可能性があります。
判断能力など問題なくコミュニケーションに症状がある場合は運転を妨げないのでお勧めすることはできます。
対人スキルがあまり必要ではないということが大きなメリットになります。
ただ、要注意してもらいたいことは『全くコミュケーション能力が必要ないわけではない』ことを理解してもらいたいです。
配達となれば、荷物を受け取ることや荷物を渡すことになりますので多少のコミュニケーションは必要になります。
その理解があればトラック運転手はおすすめとなります。
アスペルガーの人はトラック運転手に向いてるの?
向いている人と向いていない人どちらもいることの認識が必要になります。
誰しもが向いているわけではありません。
その基準は、安全に働くことができるかが一番重要になります。
運転手は危険が伴うことを忘れていけません。
また、ドライバーにも種類がたくさんありますので場合によってはかなり最適な職種になることがあります。
それはルート配送です。
アスペルガーの人の中には、生活がルーティン化されている人がいます。
そういった人がルート配送など決まったルートや仕事をすることは非常に向いていると思います。
毎日同じことを行うので向いている可能性があります。
多くの状況を理解した上で、慎重な判断が必要なる職業ではありますが働くことは可能です。
社会と共存していくことは可能となります。