車の水温計を意識して見たことはありますか?
低い時や高い時など様々あります。
今回は、水温計の正常値や適正な位置について解説致します。
そして、水温計が低い場合や高すぎる場合の対処法も解説していますので、水温計について調べている方は是非最後までご覧ください。
目次
車の水温計の正常値は何度?
水温計の正常値は車種によっても変わりますが100℃をこえなければ正常値といえます。
適正温度範囲の目安としては70℃から95℃が目安になります。
高速道路を時速100キロで走行すると、おおよそ90℃から100℃になると思います。
もし、街乗りでも高速でも100℃をこえる場合はオーバーヒート気味となりますので、一度点検しましょう。
ただ、車種によって変わりますので、まずはご自身の車種で正常値を調べておくことがオススメです。
車の水温計の適正な位置はどこ?
車の水温計の適正位置は真ん中です。
ただ、エンジンのかけ始めなどは水温計は低いところにあると思います。
特に冬場はエンジンのかけ始めは、なかなか針が真ん中に来ません。
しかし、10分もエンジンを回すと車に異常がなければ適正位置の真ん中に針が来ます。
そして夏場は、エンジンのかけ始めから2~3分で適正位置に針が来ます。
ですので、エンジンをかけて少し時間を置いてから水温計をチェックする様にしましょう。
車の水温計が真ん中より下だけど大丈夫?
水温計が真ん中より下の場合は点検が必要です。
エンジンをかけて10分以上経過しているのに、水温計がなかなか上がってこない場合は部品が故障している可能性があります。
考えられる部品は、
1.サーモスタット
2.水温計
この2つのいずれかが故障している可能性が高いです。
水温計が上がらない場合は、暖房が使用できるかどうかを確認してください。
もし、暖房が使用出来ない場合は1つ目のサーモスタットが故障しています。
そして、暖房が使用出来る場合は水温計が故障している可能性があります。
ですので、このままだとエンジンにダメージを与えてしまう事もありますので、早急に整備工場にて修理をする必要があります。
車の水温計のランプが消えない時の対処法
水温計のランプが消えない時の対処法は、Hのランプが消えないかCのランプが消えないかで対処法が変わってきます。
まずは、Hのランプが消えない場合は、オーバーヒートを起こしています。
この場合の対処法ですが、車を安全な場所へ移動した後エンジンを切りボンネットを開けましょう。
甘いにおいがする場合がほとんどで、冷却水が漏れているもしくは抜けきってしまったこのいずれかが考えられます。
このままの自走は危険なので、ロードサービスを手配しましょう。
次にCのランプが消えない場合ですが、オーバークールという症状が起きています。
オーバークールが起きてしまうのは、サーモスタットという部品の故障があるため、自走は不可能です。
なので、こちらもロードサービスを手配し整備工場で修理をしましょう。
車の水温計が高い時の対処法
水温計が高い時の対処法ですが、「ロードサービスを手配する」が結論となります。
水温計が高い原因は、冷却水の漏れが原因となる場合や電動ファンが回らずに水温計が高くなるケースがあります。
冷却水の漏れが原因の場合は、漏れているところの修理が必要になります。
よく、真水を入れて乗るという方もいますがあまりお勧めできません。
冷却水は防錆効果なども備えておりますので、やはり専用の冷却水を入れる必要があります。
次に電動ファンが回らない場合は、ファンモーターの故障が原因となります。
ファンモーターの交換をする事で症状は改善します。
以上2つのよくある原因ですが、ご自身での対処は難しいです。
対処法としてはロードサービスを手配し整備工場で適切な整備をする必要があります。
車の水温計が低い時の対処法
水温計が低いときの対処法も、ロードサービスを手配する事です。
水温計が低い原因は、サーモスタットという部品にある事がほとんどですので、部品の交換が必要になります。
このまま車を走行させると、エンジンの寿命を縮めてしまうおそれもありますので、早急に整備が必要となります。
水温が低いままで水温計が上がらない場合はロードサービスを手配し、整備工場で適切な整備をしてください。
水温計を意識してチェックしましょう
いかがでしたか?
水温計は、低すぎても高すぎてもトラブルがつきものになります。
大きなトラブルになる前に水温計をチェックして、異常がある場合は早急に対処しましょう。