長距離ドライバーへの転職を考えている方は多いです。
しかし気になるのは長距離の運転手ってどれくらいキツくて過酷なのかです。
荷物の積み下ろしや労働時間、睡眠時間など体力面や給料面でのトラック運転手の生の声を現役長距離ドライバーの僕が本音で暴露します。
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目次
長距離ドライバーとは!
僕の本職は大型トラックトラックでの長距離ドライバーです。
おそらく1番キツくて過酷なイメージがあるでしょう。
僕が長距離に乗ったのは今から20年前です。
会社は個人の庸車会社で取り扱っている荷物もばら積みで大手の路線便でした。
あの大きなトラック1車分の荷物をバラ積みすると3時間くらいかかります。
冬はまだマシですが夏になると本当に地獄です。
作業服を2枚も3枚も着替えます。
それから6~8時間の長距離運転です。
路線便だと夕方から積み込んで夜に出発、明け方に現場に到着して朝に終わる感じでしょうか。
とにかくトラック1台分のバラ積み、それから長時間の運転、眠い目をこすりながらの荷下ろし作業、仕事が完了した時は本当にヘトヘトになります。
労働時間は運転時間も含めて12時間前後でしょうか。
しかし昼と夜が全く逆の12時間なので疲れの本質がまるで違います。
そして一旦出発すると最低でも3日は家に帰れません。
彼女や家庭がある方には相手側の理解や協力も必要となってきます。
長距離ドライバーは給料はたしかにいいですが、精神面や体力面でタフでないとかなりキツい仕事だといえます。
実際に僕がどれくらいの給料を貰っているのかを詳しく書いています。
>>月収50万以上稼げる?大型トラック運転手の給料明細をマジ暴露!
こちらも併せてお読みください。
長距離の仕事内容は
長距離ドライバーは大きく路線ドライバーと貸し切りのドライバーに分かれます。
貸し切りとはチャーター便といって直接荷物をお客さんの所に積みに行く仕事です。
路線便とは大手の会社で集配が集めてきた荷物をまとめて積み込んで夜間走行で各地のセンターに届ける仕事です。
佐川や福通、西濃運輸、ヤマト運輸などの路線便が有名です。
こちらの記事では大手路線会社のきつさについてまとめています。
長距離ドライバーの過酷な労働について
幸いにして僕は3日に1回は家に帰れる長距離ですが知り合いドライバーの中には1か月ほど家に帰れないドライバーもいます。
九州のドライバーさんですが福岡と東京の往復、たまにスポットで青森まで足を延ばしていてかなりハードだということ。
睡眠時間も取れる時と取れない時があり大変そうです。
実は睡眠不足からの居眠り運転で事故を起こしたこともあり、もはや会社の責任は免れません。
運送会社にはいまだこのようなブラック企業も存在しています。
給料は総額60万で手取り50万ほど貰っているようですが事故の自腹や免許がなくなるリスクを考えたらやめといた方がいいと思いますね。
彼も他の運送会社への転職を考えているようです。
長距離トラックがきつい理由とは
長距離トラックの仕事はきついといわれます。
その理由は特殊な仕事内容にあります。
睡眠時間
まず睡眠時間が昼と夜で真逆の生活になります。
昼間に寝るのは慣れないときついものです。
また貸し切り便では待機時間や思わぬ渋滞で寝る時間が無くなるケースが多いです。
法律では8時間以上あけるようになっていますが実際には難しいものがあります。
仮眠しか取れずに寝不足からの居眠り運転の事故がしばしば問題になっています。
長時間運転
長距離ドライバーは1日に最低でも500㎞以上は走ります。
時間にして6時間から8時間です。
4時間に1回は30分以上の休憩をとるようになっていますが肩や腰が痛くなる時もあります。
運転が嫌いな人には長距離ドライバーは向いていない職業です。
大型ドライバーは特にきつい?
大型ドライバーといってもその職種は様々です。
長距離や中距離、地場まわりの仕事もあるし、トラックの種類も大型貨物自動車やトレーラー、生コン車やダンプカーなどもあります。
大型ドライバーだからといって全ての仕事がきついわけではありません。
例えば生コン車なら手積み手降ろしは一切ありませんし、ダンプカーもそうです。(時間に追われるなどのきつさはあります)
また大型ドライバーは2トン車などでの集配ドライバーのように1日に何十件も配達をさせられることもありません。
私は集配ドライバーもしていましたが大型ドライバーのほうが楽だなと感じていました。
大型ドライバーでも楽な仕事はあります。
下記で解説していきます。
大型トラックドライバーのリアル口コミを暴露!
今回大型トラックで活躍されている、もしくはされていたドライバーさんに独自のルートで口コミアンケートを実施しました。
給料面や勤務時間、働いて良かった点や悪かった点を聞いています。
リアルな生の声を包み隠さず公開していますので参考になれば幸いです。
55歳男性 勤務年数3社で35年 10トン車
42歳男性 3年勤務 10トン車 定期便
ルート配送なので、時間通りに到着して、荷物の下す作業もほとんどないので、ゆっくりコーヒーを飲めるという待遇の良さもありました。ただ、困ったこともあります。突然の事故渋滞やトラブルがあった時の対応は、運行管理者含め、全て本部の人の指示に従わなければなりません。本来、現場でしか解ってない事もあるのに、その事は全く無視されるので、歯がゆい気持ちになることもあります。この会社の体質に慣れる事が出来れば給与も良いですし、続けやすいです。
39歳男性 6年勤務 10トン冷凍車 チャーター便
36歳男性 10年勤務 10トン車 日本急配 路線ドライバー
何より、気楽です。制服が決まってる会社も多いですが、「似た様な感じならいいです」や「作業に影響無ければok」っという感じの会社がほとんどですので、凄く楽に仕事がこなせます。取引先も堅苦しい様な現場はほとんどない様に思います。それ故、多暴なな人間が仕切っていたり、常識で考えるとおかしいと思う様な事が多々あったりします。まず学歴が無い方が多いので、口の利き方が、偉そうな方が多いです。後、運送業は1人仕事なので、他人に気を使う事が、出来る人が少なく、現場ごとに仕切ってる人間のペース、ルールが絶対なので、常識がどうとか、契約がどうとかが、基本無視される傾向がある様に思います。他人に気を使わず、気楽に仕事が出来る反面、1人に任された仕事なので、休む事は非常に難しいです。基本風邪を引いた、少し熱があるでは休めません。時代的に、「風邪を引いたので、休ませて下さい」と言えば休ませてくれますが、風邪くらいで仕事を休む人間と思われると、いい仕事には当てて貰えなくなります。基本、専任で稼がせてもらうので、予備要員がいないにです。ですので、プライベートはあまり持てないので、楽しみはなく、キツイ仕事です。
36歳 勤続年数3年 10トン車 長距離ドライバー
34歳男性 4年目 日本通運 路線ドライバー
41歳男性 勤務7年 ヤマト運輸 路線ドライバー
51歳男性 20年勤務 近鉄物流 路線ドライバー
きつくない長距離トラックの仕事はある?
大型トラックの荷台を見たことがあると思います。
あの大きな箱にバラ積みで荷物を満載に積むことを想像して下さい。
かなりの体力が必要になってきます。
冬ならまだマシですが真夏は熱中症になり命の危険さえあります。
しかし全てのトラックの仕事がバラ積みというわけではありません。
パレット積みやカゴ積みの仕事もあります。
こちらの動画ではバラ積みとパレット積みを徹底比較しています。
きつくない長距離トラックに転職するには!
体力に自信はないけど長距離の運転手になりたい方はパレット積みの仕事をメインでやっている会社を探すことです。
しかしどうやって探したらいいのか分からない、求人に嘘がないか不安だという方におすすめの方法があります。
運送業界が未経験であまり詳しくない方にはエージェントでの転職がおすすめです。
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トラック運転手はどれくらいキツイのか!
トラックの運転手がどれくらい過酷できついのかですが、これは取り扱っている荷物や乗車しているトラックの大きさ、地場回りなのか中距離か長距離なのかで全然変わってきます。
2トンや4トンなどの集配作業には集配のきつさ、地場には地場のきつさ、中距離には中距離のきつさ、長距離には長距離のきつさがそれぞれにあります。
集配ドライバーのきつさとは!
集配ドライバーとは宅急便や企業のお客さんの荷物を主に2トン車や3トン車、4トン車で集めて回る仕事です。
荷物を集めるだけではなく引き取りも兼ねて回るので1日に回る件数がとても多いのがしんどいですね。
朝一などの時間指定が付く現場が何件もあったりお客さんからの催促など、何かと焦らされる仕事です。
その上給料は仕事の割には安いので辞める人や中距離や長距離へ転職されるドライバーも多いです。
>>2トン車の運転手から大型の長距離運転手になろうと思ったキッカケとは!
長距離運転手になって良かったメリットやデメリットが書いています。
中距離ドライバーのきつさとは!
中距離ドライバーとは自分の地元から離れてだいたい300キロ圏内でその日に帰ってこれる範囲を走ります。
地場回りや集配ドライバーよりは回る件数もはるかに少なくなります。
しかしトラックは4トン車や大型トラックになり積む荷物の量が増えますし、出勤時間も早朝で帰宅時間は深夜になったり、深夜や前日に出発する場合もあります。
家にいる時間も中途半端になり体のリズムを作るまではしんどいです。
給料面ではそこそこ貰えますが長距離の運転手ばりに家に帰れないとか給料が極端に安いなどの会社も多いのが実情なので面接時には必ず確認しましょう。
長距離ドライバーの大手運送会社はどこ?
長距離ドライバーの大手運送会社を3社紹介します。
日本通運株式会社
運送会社の中でもかなりの大手企業です。
売上高ランキングでも毎年上位に入っている企業で長距離ドライバーの募集も積極的に行っています。
ドライバーの教育制度なども整っているのでオススメの運送会社です。
日通に関してはこちらの記事をご覧くださいませ。
日立物流
こちらも売上高ランキングでは上位に入る大手物流企業です。
日立物流のトラックにはバックモニターやドライブレコーダーが完備されており、非常に運転がしやすいです。
また、ドライバー教育の制度も充実しているのでトラック初心者でも安心して仕事が出来ます。
長距離運行もありますが、日帰りのルート配送なども出来るので自身のスタイルに合わせてトラックドライバーの仕事が出来ます。
日立物流に関してはこちらの記事をご覧ください。
ヤマト運輸
最後に紹介するのはヤマト運輸です。
運送会社の売上高ランキングでもトップクラスの数字を出しているヤマトホールディングクスのグループ会社となっています。
運送業界のトップ企業ということで安定が得られるのは間違いないですし、福利厚生等も充実しているのでおすすめ企業と言えます。
ヤマト運輸は長距離の仕事の中では超人気となっています。
自社便の路線ドライバーになるのは難しいので庸車から入り込むパターンが多いです。
こちらの記事で詳しくご紹介していますので参考にされて下さい。
そこで面接時の確認は非常に重要になってきます。
自分で交渉する自信がない方や優良企業の見分け方が分からない方はエージェントでの転職がおすすめです。
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まとめ
今回は長距離運転手のきつさや過酷さを本音で書いてみました。
昼と夜が逆の生活は慣れるまでに時間がかかりますし、どんなに睡眠をとっても夜は普通に眠たくなります。
バラ積みは本当にキツいし万年腰痛や不定愁訴は当たり前になります。
仕事内容や取り扱っている荷物、そして給料面や休日などは会社によってかなり変わってきます。
面接時に必ず確認しましょう。
最後まで読んで頂きありがとうございます^ ^
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