2tから3t・4tなどでの大きな貨物トラックと比べ、国内で最もポピュラーな独立開業として認知されてる軽貨物。
その中でも大手に続き、国内での軽貨物事業としてひときわ知名度が多いとされてるのが「軽急便」であり、「軽貨物事業としての独立開業となれば軽急便」とまで言われております。
今回ではそんな軽急便について「どのような会社なのか」という概要と、実際は稼げるのか?という観点から「年収や収入面」などを掘り下げ、独立開業する際で必要となる資金や軽急便に対する「口コミと評判」を見ていきます。
あとそこから軽急便についての「求人事情」というものにも触れてみたいと思います。
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目次
軽急便株式会社とは
軽急便株式会社(けいきゅうびんかぶしきがいしゃ・Keikyubin Co., Ltd.)は創立が1984年(昭和58年)4月となっており、設立が1986年(昭和61年)5月とされてます。
「Human Express」というキャッチフレーズを会社のポリシーとして掲げ、資本金2億1000万を誇る日本の運送会社であります。
この会社での主な事業として取り入れられてるのが独立開業システムであり、内容としては名前の通り軽貨物自動車を用いての小口貨物として緊急配送を得意とし、世間で一般的となる宅配便とは違って主業務が企業向けとなります。
また昨今でのIT化に伴い、現在ではバックオフィスやそれぞれの業務にも新しいシステムを導入するなど、常に新たな改革を目指した運送会社といえます。
軽急便ドライバーの年収や収入はどれくらい?
軽貨物自動車を用いての配送業務の為外観としては一般的な宅配業者と似ていますが軽急便での主な仕事は企業向けでの緊急配送であり、内容としても宅配業務とは異なります。
また軽急便での配送では宅配業務と同じく出来高性ではありますが、一個に対しての荷物単価ではなく原則「距離制の運賃」となっておりますので、宅配業務のように売り上げでの見込みも立てにくく、正直「安定した収入」となると「ドライバー次第の頑張り」にかかっており、それらは後の年収としても大きく反映してきます。
よって個々に記録されてるデータというのもコレと言っては無いとされてはおりますが、唯一あるチャータ便での売り上げ一例を「名古屋を基準とした距離単価」で以下にまとめてみました。
- 市内近郊:約20kmまでを一件につき4,200円
- 大阪まで:(約180km)24,300円
- 東京まで:(約350km)41,300円
軽急便での独立に必要な資金とは
軽急便での独立開業として必要となる資金では「加盟金としてが約20万円」であり、
そこからユニフォームや備品としての名刺・伝票などで必要となる「新規開業用品の6万円弱」
指定車両購入の場合ですと、車種によりますが新車購入代金で「約120〜200万円以上」となっており、現在では軽貨物車(営業ナンバー等の取得)での条件を満たすものであれば車両を購入しなくとも持ち込みが可能とされております。
軽急便での口コミや評判
昨今の運送業界をみての現実的な厳しい視点からも、実際に稼働してみないと分からない経費などのかかり方や緊急配送としての「最終ランナー的な役割」を担ってる厳しさもありますが、その分「ほかの仕事には無い楽しさ」を見出す事もでき、結果として「やりがいを持つ事ができる仕事」との評判を多くで聞く事となっております。
独立開業として自身での責任の下から、基本的には会社勤めよりかは不満などを抱える暇も無くがむしゃらに取り組む事となりますので、それが結果として良いのかも知れませんね。
軽急便はやめとけ!?実際の実態は
軽急便は個人事業主になります。
社長になるわけですが、そんな響きとは裏腹に実際の仕事はとてもハードで大変なことが多いです。
始めるのは意外と簡単で気軽に始められますが、そこからがとても厳しい道のりが待っています。
個人事業主とはいえ、委託ドライバーです。
休みが思うように取れないのと、休みの希望を出しても通らないことが多いです。
そのうえ、繁忙期に休むと露骨にイヤな顔をされることもあります。
また、初めのうちは慣れない仕事に苦戦して体力気力ともに疲れ果ててしまいます。
そして、想像以上に経費がかさむのも仕事を始めてわかることのひとつです。
会社や部署などによっては仕事量が多かったり、先輩ドライバーのテリトリーがあったりと様々な場面で精神的なストレスを感じることも多くあります。
それでもこの仕事が好きで毎日頑張っているドライバーもいます。
軽急便の求人について
軽急便での求人情報掲載については他の運送業での掲載と同じく、「求人誌」や「求人サイトサービス」にてそれぞれの詳細を確認する事ができます。
ただその内容で他との違いとしては、個人事業主としての「独立開業説明会」に赴く必要があり、これは軽急便本社から全国に点在する各営業所での説明会となります。
基本的には「随時募集としての掲載」が多く、最寄りの営業所での説明会を定期的に時期・時間をチェックするか、先の記述のように各サービスでの掲載を確認すると良いでしょう。
軽貨物ドライバーの求人募集や転職のコツ
運送業界は今人手不足で転職するにはチャンスです。
どの会社もウエルカムは状態が続いています。
しかし大手の運送会社や人気のある運送会社への転職は難しいのが現状です。
軽貨物ドライバーは非常に人気が高く誰でも入れるというわけではありません。
ネットで調べてもあまり募集が出ていない場合が多いです。
その理由は非公開求人になっているケースが多いからです。
非公開求人とは企業がネット上に募集を掲載していない状況の事をいいます。
非公開にする理由は募集内容を他の企業に知られたくないのと、応募が殺到して対応に追われる手間を省くためです。
エージェントからの推薦応募に対してだけスムーズに対応できる仕組みになっています。あなたがいくら頑張って探しても見つからないのはこのような理由があります。
さてそのエージェントの中で最も非公開求人数が多いのが「リクルートエージェント」です。あなたが希望する会社が隠れている可能性は非常に高いです。
利用方法は簡単でアドバイザーに「軽貨物の求人を探している」と伝えればオッケーです。
さらに「手取りで40万円以上の運送会社はありますか?」「休みの多い運送会社を探して欲しい」などの条件を伝えると希望に沿った企業も探してもらえます。
登録は簡単で無料で利用できます。
ぜひご活用くださいね。
登録しても絶対に転職しないといけないわけではありません。
しかし軽貨物ドライバーは人気が高いので募集が出たらすぐに連絡をもらえるようにしておきましょう。
まとめ
軽急便でのドライバーは独立開業としての個人事業主である故に24時間365日での稼働となり、緊急配送に対応しなくてはなりません。その分の努力と苦労は付き物となり、そこから来る責任の下での「覚悟」も必要です。
つまり会社勤めと違い、基本自己責任となる業種である為「稼ぎが良い分自身で起こした問題もすべて自身に返ってくる」という事を意味します。
ただしそれだけに見返りとなる「報酬はしっかりと反映される」と考えて良いでしょう。
それらを踏まえ、「自身での頑張りが反映する職業」が「自身の性に合う」のであれば、軽急便ドライバーのような業種がもっとも適してるとも言え、またその様な性分の方であればトライしてみる価値も十分に有るのではないでしょうか