CVTタイプのオートマチックトランスミッションが搭載された車種も多くなってきましたが、そのCVTが故障しやすいのか?といった疑問や、故障しやすいイメージを持たれている方もいるかもしれません。
変な音がするといった軽微な故障から、前に進まないなどの重いトラブルまで、様々な症状やその頻度、また前兆などについてまとめました。
今現在CVTの車に乗っている、またCVT車への乗り換えを検討しているといった人の参考になれば幸いです。
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目次
CVTは故障しやすいって本当?
CVTは故障しやすいといった話を聞いたことはありますでしょうか?
現にそのような話を聞いたりネットで見かけた方も少なくないかもしれません。
結論からいうと軽微な不具合や、正常ではあるがなんとなく異常と感じるものも含めると、従来のオートマチックトランスミッションと比較した結果多く感じます。
これにはいろんな見方があり、従来のオートマチックトランスミッションの製品としての品質が上がったため、CVTが故障しやすいと感じている側面があるかもしれません。
また上述のように正常ではあるが異常と感じるものとして、作動している際にどうしても発生してしまう音を異常と捉えてしまうことも少なくありません。
そういったことからCVTは「不具合が多い」といわれている部分もあるでしょう。
ですが、実際に走行が不可能なほどの不具合といった意味では、そこまで故障の発生件数は多くはありません。
CVTに限らずどのような部品でも必ず使用によるダメージや劣化はつきもので、CVTも使用とともに内部の摩耗やダメージが積み重なります。
その結果異音や走行に影響がある不具合につながりますが、それもかなりの距離(10万キロ以上)を走行することで発生するようなイメージなので、「故障しやすい」という部類には入らないと言えるでしょう。
CVTの故障する原因は
CVTが故障する原因は、使用による摩耗、またそこから発生する金属粉の蓄積による故障が挙げられます。
CVTは内部にプーリーが2つあり、その2つのプーリーを金属ベルトで繋げています。
1つ目のプーリーにエンジンの動力が入力し、金属ベルトによってその力が伝えられて2つ目のプーリーが回転します。
その先がタイヤへとつながり、車が進みますが、この金属ベルトや各部が摩耗することで動力の伝達が正常に行われず、いわゆる「滑り」といった状態となり、車が進みづらくなったりパワー不足に陥ります。
この摩耗の進行を早める要因としてはCVTオイルが過度に汚れていることも考えられます。
汚れたCVTオイルには金属粉も含まれますが、この金属粉が研磨剤となってしまい各部の摩耗を促進させてしまうのです。
基本的にはCVTオイルは無交換でよいといった車種も多いですが、乗り方や乗車人数、積載などによってもCVTが受けるダメージは異なります。
なのでCVTオイルのメンテナンスとして、5万キロ走行ごと等、適度な交換をおすすめします。
CVTの故障の前兆の特徴は
上記のような故障に対して前兆としては、まず音の変化が起こっている可能性があります。
金属ベルトや各部の摩耗が進むと、部品間のすき間が大きくなってくるのでその部分から異音が発生することがあります。
あるいは、ベルトの滑りが発生しているとせっかくエンジンが生み出した動力が十分に伝えられなくなっているので、燃費の低下にもつながるでしょう。
このようにCVTの故障の前兆としては、異音の発生や燃費の低下が挙げられます。
上記はあくまで一例です。なんの前兆もなくいきなり故障したり、電気的なトラブルであれば警告灯が急に点灯したりと、様々なパターンがあります。
なので少しでもいつもと違う感覚を覚えるのであれば、ディーラーや整備工場に相談をしましょう。
CVTの故障の症状は
CVT故障の症状としては様々あり、まずは異音。
「ガリガリ」や「ゴリゴリ」といった音や振動を伴ったり、「キーン」や「ウィーン」のような甲高い音が発生する場合もあります。
異音が発生している際エンジンの回転数に関係なく、車の速度に音の感覚が比例するようであれば、CVTから発生している可能性が高くなりますので、一つの参考にしてみてください。
他の症状とては前の項でもふれているように、ベルトの滑りによる動力伝達不良。
エンジン回転は上がるのに加速が悪いなどの走行フィーリングに直結する不具合でもあります。
症状がより進行する前にチェックしてもらうようにしましょう。
CVTが故障したら買い換えたほうがいい?
こちらの記事で詳しく解説していますのでご覧ください。
CVTの寿命はどれくらい?
CVTに対して明確な交換時期、寿命というのはありませんが、1つの目安としては10万キロ走行という節目を目安にするとよいかもしれません。
ですが10万キロ走行する前に異常が発生したり、逆に20万キロ走行しているが一度も壊れたことがないというケースもあります。
あくまでも10万キロという走行距離を目安に音の発生や燃費の変化をみて判断してみると良いでしょう。
軽自動車のcvtの寿命はどれくらい?
CVTの寿命がATより短いといわれたのは過去の話です。
軽自動車に多く採用されるCVTは、15万km以上寿命があります。
メーカーでは10万Km程度は問題ないとしていますが、走行する際にエンジンブレーキを多用したり、急発進を繰り返した乗り方をしなければ、かなり長持ちするトランスミッションです。
また、中古車市場を見渡しても、軽自動車のCVTが20万kmを超えていても販売されていることから、寿命はかなり長いといえるでしょう。
cvtの耐久性はどれくらい?
CVTの耐久性は、ドライバーの運転スタイルやメンテナンスに左右されるので、耐久性がどれだけあるかはクルマごとで大きく異なります。
一般的に、正しい運転操作で使用され、CVTフルードを定期的に交換していた車両であれば、AT同等、もしくはそれ以上の耐久性があるでしょう。
ただし、過剰に加減速を繰り返したり、CVTの冷却が不十分の場合や、メーカーの設計思想により、耐久性はクルマごと大きく異なります。
cvtの警告灯が点灯する原因は
CVTの警告灯が点灯した場合、コントロールユニットが不具合として警告灯を点灯させます。
どこが異常なのかは、実際に点検しなければわかりませんが、おもにCVT本体の異常、CVT冷却システム異常、電気系統の異常が考えられます。
いずれにしても、早急に点検修理しなければ、その後走行不能になる恐れがあります。
初期症状として、アクセルを踏んでもすぐにパワーが伝わらない状態になり、発進でもたつくことが増えてくるでしょう。
CVTの故障の費用の相場は?
CVTの故障が起きた際多くの場合は丸ごと交換するといった修理方法となり、おおよそ20~30万円ほどが相場となります。
この金額としては従来のオートマチックトランスミッションの修理とあまり変わりません。
乗り換えを検討していたり、修理を安く済ませたい場合は中古品やリビルト品(使用済み部品の中身を確認、選別し組み上げた部品)での修理方法もあるので、一度相談してみましょう。
CVTの交換費用に関してはこちらの記事で詳しくまとめています。
ぜひチェックしてみて下さいね。
まとめ
いかがでしたか?CVTの故障にもさまざまあり、その症状の感じ方も様々です。
ですが部品の精度も良くなり、故障そのものも減少傾向にあります。
適度なタイミングでメンテナンスを行いCVT車と長く付き合っていきましょう!