車の走行中やブレーキを踏んだ時に「キーキー」っと、音が聞こえたことがありませんか?
何とも言えない耳障りな音でとても気になりますよね。
その音の正体はほとんどの場合がブレーキ関係であることが多いです。
ブレーキは命にも関わる重要なシステムです。
放っておくととんでもない事故を起こしてしまいます。
この記事ではブレーキのキーキー音の原因や修理代などを詳しくご紹介しています。
目次
車のブレーキから音が鳴る原因は?
音が鳴る原因としては、大きく6つの要因が考えられます。
・ブレーキパットの摩耗限度に達した
・ブレーキパットのバリによる音の発生
・ブレーキパットに異物が噛みこんでいる
・ブレーキパットの固着
・スライドピンの固着
・パットとディスクのあたり不良
車のブレーキからキーキー音がした時の対処法とは
まず、車のブレーキの対処法として、自身ではやってはいけません。
その理由としては、道路運送車両法というものがあります。
道路運送車両法第七十八条の規定に基づく認証を受けずに、業として自動車の分解整備を行う行為です。
違反すると罰金が科せられる場合があります。
分解整備とは、「走る」「止まる」「曲がる」に関係する整備はこれに該当します。
国の認証を受けた工場でしかできない行為になっています。
なので、国の認証を受けた工場での対処法は何があるかという点でお話していきます。
ブレーキパットの摩耗限度に達した
この場合は、ブレーキパットの交換対処になります。
ブレーキパットのバリによる音の発生
バリによるキーキー音はよくある話です。
この場合は、ブレーキパットのバリを落とし滑らかな状態にすることによってキーキー音の予防になります。
この対処はあくまで防止なので必ず音が解消されるというものではありません。
ブレーキパットに異物が噛みこんでいる
異物が噛みこんでいると、キーキー音の発生の原因のひとつとなってきます。
この場合は、認証工場で、異物を除去する対処方法がとられます。
ブレーキパットの固着
ブレーキパットの固着に関しては、パットを分解しザビ・異物などを除去しスムーズに可動するようにグリースなど塗布し組付ける対処法方がとられます。
スライドピンの固着
スライドピンが固着してしまうと、ブレーキパットがディスクをうまく挟み込むことの障害になります。
またブレーキパットの消耗がいびつになり制動力の低下・消耗が早くなることにつながります。
こちらも、ブレーキを分解しサビ・異物などを除去しスムーズに可動するようにグリースなど塗布し組付ける対処方法がとられます。
ブレーキパットとブレーキディスクのあたり不良
本来、ディスクは平らなものですが、上記が原因で、ブレーキディスクが変形することがあります。
そうなるとブレーキパットとブレーキディスクのあたりが不安定になるのでキーキー音や異音の原因になります。
対処方法としては、ディスクの研磨とブレーキパットの交換が行われます。
しかし、状態が悪い場合はブレーキまるまる交換になることもあります。
車のブレーキのキーキー音の修理代はいくら?
ブレーキパッド交換の場合、1万円・2万円程度です。
ブレーキパッドのバリによるもの・ブレーキパッドの固着・スライドピンの固着の対処方法としての修理代は、この程度なら無償で作業してくれるところはあると思います。
実際に私はこの程度の作業では工賃はいただいていませんでした。
部品代が発生するものではないため、お店によって費用は事あるかと思います。
ブレーキディスクの研磨やブレーキまるまる交換となるとだいぶ費用がかかります。
実費で修理する場合は10万円程度かかるかと思います。
新車でもブレーキがキーキー鳴る?
結論をいうと鳴る可能は大いにあります。
一つ勘違いしてほしくないのが、俗にいう「ブレーキ鳴き」というものは故障ではないという認識が大事です。
メンテナンスという観点を忘れずにしていくのが大事です。
新車といっても、ブレーキに水分が付着しサビは絶対発生します。
雨が降ったりした翌日ブレーキディスクをみてみると半日しかたっていないのにサビは発生しているものです。
ブレーキ鳴きの対処をしても鳴きが治らないとお店に飛び込んでくる方がたまにいますが、それはナンセンス!
鳴りやすい車種や全然ブレーキ鳴きが発生することがない車種もあります。
また、構造上に何か不備がありそういった現象が発生しているようなら話しは違いますが、基本的に故障ではありません。
まとめ
いかがだったでしょうか?
車に詳しくない方からしたらブレーキからキーキー音が鳴ったらどこか壊れたのではないか?故障?と考えるのはごく普通な思考だと思います。
まずは、落ち着いてお近くのディーラーに見てもらいましょう。
また、多少の知識だけでブレーキ関係の整備はしないようにしましょう。