車のベアリングという部品はご存知でしょうか?
ベアリングという部品は、車を走行するうえですごく重要な役割を担っています。
しかし、経年劣化などで負担がかかってしまい異音の発生原因となります。
今回は、ベアリングの異音の原因と交換費用について解説しております。
ベアリングについて知りたい方や、放置するとどうなるか知りたい方は是非最後までご覧ください。
ベアリングの異音原因と交換費用、そして放置してしまったらどうなるかがわかります。
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目次
車のベアリングとは
車を動かすには、エンジンやタイヤが必要になります。
そして、エンジンやタイヤが動くという事は、機械同士が動きあって動力がうまれ、駆動するようになります。
機械と、機械が動き合う時には必ず熱と摩擦が発生してしまいます。
その熱や摩擦をベアリングを介す事で、軽減する事が出来るのです。
ですので、ベアリングとは機械と機械の間に挟まり、熱や摩擦を軽減させてくれる重要な部品と捉えて下さい。
そして、ベアリングはエンジンにも使われていますしタイヤを取り付ける内部にも使用されています。
車のベアリングから異音がする原因は?
異音の原因は経年劣化です。
ベアリングの内部には、多数の金属製の球体があり、タイヤの回転と同じように高速で回転します。
長い期間使用していると、熱や摩擦で次第に金属製の球体が摩耗してしまい、隙間が空いてしまいます。
この隙間が原因で、異音が発生してしまいます。
例えば、木の枝を擦り合わせていると、一方もしくは両方の木が削れていきますよね。
これは鉄でも同じ事が言えます。
高音の熱に常に晒されながら、高速で動いているので摩耗が生じてしまいます。
摩耗は経年劣化と同様となりますので、経年劣化が原因で異音につながってしまいます。
車のベアリングの異音を放置するとどうなる?
ベアリングは車のさまざまな場所で使用されていますが、タイヤを取り付けるところにもベアリングは使用されています。
タイヤの回転に合わせて鳴る異音、この異音を放置すると最悪の場合は、走行中にタイヤが外れるリスクがあります。
ベアリングの異音を放置すると以下の症状になります。
1.ベアリングの摩耗が進行する。
2.グリスが漏れるもしくは摩耗が酷くなり、意味をなさなくなる。
3.さらに摩耗が進む。
この順番で、悪循環が生じます。
そして、経年劣化が進んでしまうと、最悪の場合は走行中にタイヤが外れる恐れがありますので、異音が発生したら早急に整備をしましょう。
車のベアリングの寿命はどれくらい?
車の管理や運転状況、そしてタイヤの状態によってベアリングの寿命は大きく変化します。
一概にどれくらいと言うのはかなり難しいですが、ほとんどの場合10万キロを超えた車両でベアリングのトラブルが多いです。
しかし、例外もあります。
例えば、カスタムが好きな方で、ローダウンや太いタイヤを履いているなど、こういったカスタムをしている場合はベアリングに負担がかかりやすいです。
さらには、FF車はエンジンで作った動力を伝える役割や、ハンドル操作などの舵取りがあるため負担がかかりやすくなります。
このように、ベアリングに負担がかかる乗り方や、車の性能で10万キロ以内でベアリングの交換が必要になるケースもあります。
なので、目安は10万キロ超えるとベアリングの交換が必要になる場合が多いと思って下さい。
車のベアリングの交換費用はいくら?
ベアリングの交換費用は、車種によってさまざまです。
金額の差がすごく出る整備箇所と思ってください。
そして、安いと片側3万円前後、高いと10万円近くする事もあります。
金額の差が出る理由として、部品がベアリング単体で供給されているか、もしくはベアリングがついている部品一式でしか部品が供給されていないか、部品がどこから供給されるかで金額が変わります。
あとは、足回りに固着があり、余分な整備が必要になるかならないかでも金額は変わります。
ベアリング単体であれば3千円前後です。
そして、固着などもなくすんなり交換できれば片側3万円もかからず修理出来ます。
なので、交換費用としては車種や部品の供給で値段が大きく変わると思ってください。
そしておおよそ、片側3万円前後~10万円前後と思っておくといいと思います。
ベアリングのトラブルが出るとその他にも経年劣化が生じておりますので、買い替えのタイミングとして見る方も多いです。
走行中の異音はすぐに対処しよう
いかがでしたか?
ベアリングは車を走行するにあたり、重要な部品ということは理解していただけたと思います。
そして、異音も経年劣化が原因となること、交換費用やそのままにした場合の危険性も解説させていただきました。
異音が鳴るのは車のSOSでもありますので、早急に対処するようにしましょう。