車のエアコンが効かないなどの故障が起きた際、修理して乗り続けるのが良いか、乗り換えるかを悩まれる方も多いと思います。
エアコンが故障した際、修理費用はいくらぐらいかかるのか、またその車を売る際は査定額は下がってしまうのか?修理か乗り換えかの判断ポイントは!?
そのような疑問の解決をサポートできるようにこの記事ではまとめました。
エアコンの不具合にお悩みの方、必見です!
目次
車のエアコンの修理費用が高い理由について
エアコンの修理費用は他の車の修理に比べて比較的高額になることが多いです。
故障の原因や故障箇所によって費用は上下しますが、主な高額になる理由としては、部品代そのものが高い、エアコンガスの抜き取りと補充に手間がかかる、部品交換の工程が多いなどが挙げられます。
エアコンガスは環境保護の観点から、大気解放せずに専用の機器で車から回収し再度利用します。
これだけでも作業工程や時間がかかる要因となります。
また室内のエアコンの部品を取り替えるとなると、ナビゲーションやハンドル周り、ダッシュボードなど、運転席や助手席の前方の部品を全て取り外して交換するなど作業工程が非常に多くなり、その結果工賃が高額となるわけです。
なのでエアコンの故障は他の車の故障に比べて、比較的に高額になるケースが多くなります。
エアコンの修理やメンテナンス費用の相場は
エアコンの修理費用は、故障の原因や交換が必要な部品によって大きく変わりますが、基本的には数万円はかかります。
例えばエアコンガスが漏れていた場合だと2~3万円が相場でしょう。
またエアコンガスを圧送するコンプレッサーを交換する場合は5~7万円ほどかかる場合があります。
逆に比較的安価なパターンとしては暖房の不具合となりますが、エンジンのサーモスタットという部品の交換であれば、1万円前後で修理が可能です。
サーモスタットはエンジンの冷却水の経路を切り替える部品です。この部品が故障すると暖房に用いる冷却水がエアコンまで行き渡らずに、暖かい風が出なくなったり、逆に意図しない時に熱風が出てしまったりします。
そんな際はこのサーモスタットの交換作業が必要になります。
故障ではなくメンテナンスとしては、エアコンのフィルター交換であれば3~5千円ほどで交換が可能です。
家庭用のエアコンと同じく車のエアコンにもフィルターが搭載されています。
家庭のエアコンに比べ車はさまざまな場所で使用するので、ゴミやホコリが非常に溜まりやすくなります。
1万キロ走行や1年に1回などのタイミングでチェック、交換することをオススメします。
他のメンテナンスとしてはエアコンガスの補充があります。
何年も使用していると故障していなくてもガスが減ってることも考えられます。
ガスの減りは冷房能力の低下を招くため、こちらもたまにチェックと補充をオススメします。
エアコンの修理に関してはこちらの記事で詳しくまとめてます。
ぜひチェックしてみて下さいね。
エアコンの故障車は査定が低くなる?
結論として査定額は低くなるものの、そこまで大幅には下がりません。
修理費用が高額になることから査定額も大幅に下がるイメージはありますが、下がっても1~4万円ほどで済むことが多いです。
というのも車の査定は故障箇所に対して点数を決める方式で判断し、エアコンの故障であれば概ね1~4万円の間で点数が決まることから、大きくても4万円の減額で済むことが多いというわけです。
また単なるエアコンガスの減少が原因であった場合はガスの補充のみで済みますので、査定額もさほど下がらないと思われます。
よほど大きな修理が必要である場合は追加で減額される場合もありますが、基本的には修理金額を上回る査定額の低下はないでしょう。
修理か買い替えの判断基準やポイントは
車の故障が起きた際修理か乗り換えかを判断する基準としては、やはりその金額が大きな判断ポイントになろうかと思います。
今回のエアコンの修理に限っていえば、修理よりも乗り換えの方が金銭的にはお得であると言えるでしょう。
故障の内容にもよりますが、修理費用よりも査定額の低下の方が小さいので、無理に修理をして高額な金額を払うくらいなら、その金額を乗り換えに当てる方が良いかもしれません。
一方で修理か買い替えかの判断としては単に金額だけでなく、車への愛着やいつまで乗るのかといった計画、次に乗りたい車の有無など、総合的に判断する必要があると思います。
急な故障から修理か乗り換えかの判断で焦ることがないように、今の車との付き合い方や計画を考えておくのも良いでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
特に夏場のエアコンの故障はとても不便であり、また熱中症の危険など健康面にも悪影響な状態。
なので修理か乗り換えかを焦るシチュエーションもあろうかと思います。
修理金額と査定額をしっかりと確認し、またこれからの車との付き合い方や計画とともに判断してみることをオススメします!